ゴジラの最新着ぐるみに応用されそう SIGGRAPH 2019に出展した尻尾ロボット Arque

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科が開発した尻尾ロボット(ウェアラブルロボットテール)「Arque」が、7月28日~8月1日まで、ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催されたSIGGRAPH 2019に出展しました。

Robotic Tail (Arque) For “Extending Innate Body Functions’(YouTube)
https://youtu.be/vtID2gE0Dec

タツノオトシゴの尻尾にインスパイアされ開発されたバイオミメティックス(生物の動きや機能を模倣し、人工的に再現する技術)ロボットでもあるArqueは、人間の体のバランスを保つ点にフォーカスされています。特に重い物を運んだりする際のサポート機器としての利用が想定されています。

尻尾を構成する脊椎骨的なパーツを増減させることで、Arqueを装着する人の体格に合わせて調整することが可能です。

人間の腰に装着するArqueは、体の動きをトラッキングして人間の体の重心を測定し、重心の位置により空気圧式の人工筋肉が、Arqueを上下左右に動かすことでバランスを取っていきます。

Arque: Artificial Biomimicry-Inspired Tail for Extending Innate Body Functions(YouTube)
https://youtu.be/Tr1-IhEhXYQ

労働サポートとしてのニーズよりも、真っ先にゴジラの最新着ぐるみに応用されそうなArqueでした。

※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=Tr1-IhEhXYQ

※ソース:
http://embodiedmedia.org/project/arque/
https://www.fastcompany.com/90384973/robotic-tails-for-humans-are-here

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