「1シーズンあたり20周ぐらいしています!」漫画化・種村有菜がハマッた『エージェント・オブ・シールド』の魅力とは? 

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マーベル好きで知られる漫画家の種村有菜さんは、「アベンジャーズ」シリーズのスピンオフであるドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』(シーズン5までブルーレイ&DVDで発売中)にも熱狂中。マーベル初心者向けにその楽しみ方を伝授してくれました。

『アベンジャーズ』で殉職した国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)のエージェント、フィル・コールソンは生きていた。彼は新生シールドの長官として若い部下たちを率いるが、シーズン5では部下たちと共に何者かに捕らえられ、宇宙ステーションのような所で目を覚ます。実は、連れて来られたのは未来の宇宙で、クリー人が地球人を奴隷のように扱っていた。コールソンたちの時間と空間を超えたサバイバルが始まる。

【種村有菜先生プロフィール】

漫画家。「りぼん」掲載の『2番目の恋のかたち』でデビュー。主な作品に『イ・オ・ン』、『神風怪盗ジャンヌ』、『満月をさがして』、『紳士同盟クロス』がある。現在は『31☆アイドリーム』を「MELODY」で連載中。アニメ化された作品も多く、『アイドリッシュセブン』ではキャラクター原案を手がける

――種村さんはここ数年、『エージェント・オブ・シールド』にハマっているそうですね。このドラマシリーズはどんなところが魅力ですか?

そうなんです。すっかりハマってしまって、1シーズンあたり20周ぐらいしています。というのは、自宅で仕事をしながら一日中、ドラマを流しっぱなしにしているんです。そうすると、まるまる1日で1シーズンを見終えることができるんですよね。マーベルの映画の中では『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が最高傑作だと思っていますけれど、ドラマも含めて良いのならば、『エージェント・オブ・シールド』がマーベル作品の中でも一番好き。やはりドラマで1シーズン20話前後あるので、お付き合いしている時間がすごく長くて、その分、キャラクターへの思い入れも半端ないんですよね。

――コールソンの部下など、個性豊かなキャラクターがそろっていますが、お気に入りは誰ですか?

キャラ全員が好きで“箱推し”なんですけど、あえて選ぶなら、フィッツとシモンズですね。工学系男子のフィッツと医学の専門家であるシモンズはカップル。通算100話(シーズン5第12話)は、2人の結婚式が! ネットで見ていても、ファンの皆さんがこのエピソードはご褒美回だと言っていて、「この1話のために今までシリーズを見続けてきたんだ」と。私も「そうだよね〜」って思いながら見ました。そして、2人の子孫も登場するので、今後のこともいろいろ深読みもできます。

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――主人公であるコールソンはどう見ていますか?

コールソンは存在のすべてが素敵ですよね。『アベンジャーズ』でしか見ていない人にはコールソンは完璧なエリートに見えると思うんですけど、ドラマでは意外とお茶目。映画マニアで、部下との会話にもちょいちょい映画の小ネタを入れてきます。すごく『スター・ウォーズ』が好きなんだなと。そういう俗っぽいところもかわいくて好き。そして、私は『エージェント・オブ・シールド』は吹き替え派なんです。声優の村治学さんが良い声しているので、コールソンの吹き替えはこの方しかいないと思っています。

――そのコールソンですが、シーズン5の終盤で体を蝕まれ、生命も危ういという展開になりますね。

最終回で「このままコールソンがいなくなっちゃうの?」と思っていたら、うれしい驚きがあって、思わず「メイー!!」(シールドの女性メンバー)と叫びました。私の反応が作り手の狙いどおりで、いいお客さんですね。「こんな終わり方するんだ〜」と感心するほど、きれいなエンディングでした。次のシーズン6は、やはりフィッツの行方が気になりますよね。どういうストーリーになるのか本当に読めないですが、アメリカからの情報を見ると、「もしかしてコールソンがシールドの敵になるのかな?」という気がしますね。いったいどうなるんでしょう?

――映画シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とのリンクはどう見ていますか? 

映画の『キャプテン・マーベル』にクリー人が登場しますが、『エージェント・オブ・シールド』を観るとより詳しくクリー人のことが分かります。さらに掘り下げて知りたい人は『エージェント・オブ・シールド』を観ると良いのかな。シーズン5でも、クリー人のリーダーであるカサイアス君は、とても良いキャラ。終盤では、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスがニューヨークに宇宙船を派遣した時間軸とリンクしていますよね。そのとき、『エージェント・オブ・シールド』ではタルボットがたいへんなことになっていて、彼が好きなキャラだったのでショックでした。あんなニューヨークが混乱している時にこんな事になっていたんだという驚きもありました。

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――他に『エージェント・オブ・シールド』の楽しみ方がありましたら教えてください。

ちょっとマニアックな見方ですが、単なるモブキャラだった子が急に目立ったりするところも面白い。シーズン3のパイパーなんて本当にモブだったのに、シーズン5ではわりとメインどころになっている。そういうキャラの昇格が見受けられるんですよね。あとは、シールド・アカデミーがあったようにヒドラ・アカデミーのような組織があって、映画シリーズにも登場する悪役の若い頃が見られます。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のエレベーターのシーンにも登場したジャスパー・シットウェルも出てきましたね。特にシーズン5はストラッカーの息子など、懐かしいキャラの復活がたくさん見られます! 私のようにマーベル作品をたくさん見ている人ほど深く楽しめるドラマだと思うので、ぜひ映画と同時進行でチェックしてほしいですね。

取材・文章:小田慶子

『エージェント・オブ・シールド シーズン5』はブルーレイ&DVDで発売中、デジタル配信中!
また、『エージェント・オブ・シールド』シリーズの主人公コールソンが、新人エージェントとして大活躍する『キャプテン・マーベル』もMovieNEXで発売中&デジタル配信中なので、この機会に合わせて楽しんでみては?

『エージェント・オブ・シールド シーズン5』
第1弾DVDレンタル中、全話デジタル配信中
ブルーレイCOMPLETE BOX(20,000円+税)、DVD Part1(4,700円+税)発売中
7月17日(水)第2弾DVDレンタル開始、DVD Part2、Part3(各4,700円+税)発売
(C) 2019 MARVEL & ABC Studios
https://www.disney.co.jp/studio/drama/1502.html

『キャプテン・マーベル』
MovieNEX(4,200円+税)発売中、デジタル配信中
(C) 2019 MARVEL
https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

★その他のマーベル・スタジオ作品もデジタル配信中、オリジナルアウターケース付MovieNEXで発売中
https://www.disney.co.jp/studio/campaign/marvel-pickup.html

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