漫画家・種村有菜先生が語る『キャプテン・マーベル』の魅力!「猫好きは絶対観るべき」「チート級の能力にビックリ」

マーベル・ヒーローをこよなく愛する人気漫画家・種村有菜さんが、マーベルの単体シリーズ最新作にして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』につながる最重要作『キャプテン・マーベル』(7/3(水)MovieNEX発売、先行デジタル配信中)について熱く語ります。

『キャプテン・マーベル』ストーリー
1995年、アメリカのレンタルビデオ店にある女性が落下。駆けつけた国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)のエージェント、ニック・フューリーらに対し、彼女はクリー帝国のエリート特殊部隊の兵士・ヴァースだと名乗る。彼女とフューリーは手を組んで、地球人に変身して潜伏しているスクラル人たちを追う。そのうち、過去の記憶を失っていたヴァースに、アメリカ空軍のパイロット、キャロル・ダンバースとしての記憶がフラッシュバックするように。自分は本当にクリー人なのか? それとも地球人なのか? ヴァースは迷いながらも秘めていたみずからのパワーを解放する。

【種村有菜先生プロフィール】
漫画家。「りぼん」掲載の『2番目の恋のかたち』でデビュー。主な作品に『イ・オ・ン』、『神風怪盗ジャンヌ』、『満月をさがして』、『紳士同盟クロス』がある。現在は『31☆アイドリーム』を「MELODY」で連載中。アニメ化された作品も多く、『アイドリッシュセブン』ではキャラクター原案を手がける

――『キャプテン・マーベル』をご覧になったときの感想を教えてください。

公開されたときに劇場で観ました。これまでもマーベルの女性ヒーローとしてブラック・ウィドウがいたけど、彼女は超人ではない。それと対照的に、キャプテン・マーベルはまぎれもない超人なので、その描写がすごく新鮮でした。でも、彼女の能力はチート級(ずるいぐらい強い人)で、無敵すぎる。「生身で(大気圏を突破し)宇宙に行ける強さって何!?」とも思っちゃいましたね。

――先生は漫画で数々のパワフルなヒロインを描いてきましたが、アメコミのヒーローとしてのキャプテン・マーベルをどう見ましたか?

女性のヒーローということでやっぱり感慨深いものがありましたね。クライマックスで、記憶のフラッシュバックに襲われ、ボロボロになりながらも立ち上がるシーンなど、真に強い女の子ということが伝わってきて、グッときました。僭越ながら私の漫画で似ているキャラクターは?と考えると、やっぱり「神風怪盗ジャンヌ」かな? 主人公のまろんちゃんですかね。自立した女性で、すごい強さを秘めているところが共通点かもしれません。

――物語の舞台は『アベンジャーズ』の約20年前です。若かりし頃のニック・フューリーやコールソン(「エージェント・オブ・シールド」シリーズの主人公)も出てきますが、いかがでしたか?

あのふたりが登場したときは胸熱でした。コールソンは現在とあまり変わらないなと思ったのですが、フューリーはすごく若くて、「全然違う!」と驚きました。でも、あの貫禄は若い頃からあったんですね。コールソンはこの時代では「新人」と呼ばれていましたが、最初からフューリーのお気に入りだったんだなとも感じました。私はドラマシリーズの『エージェント・オブ・シールド』が大好きなので、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の過去も垣間見えたのにワクワク。「私はやっぱりシールドマニアなんだな」と思いました。

――そのフューリーとキャプテン・マーベルの間に男女の友情が生まれるところはどう思いましたか?

私は原作コミックを読んでいないので、その過程は映画が初見だったんですけど、「ああ、なるほどな」と納得しました。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のエンドクレジットの映像で、サノスが目的を果たしたとき、フューリーがポケベルでキャプテン・マーベルをコールするじゃないですか。あれはなぜだろうと思っていたんですけど、その経緯がわかって良かったです。S.H.I.E.L.D.(シールド)には高度な技術力があるはずなのに、ここにきてポケベルか!という驚きがあったので。

――やはり集大成の作品『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見る前に『キャプテン・マーベル』を見ておいたほうがいいでしょうか?

『キャプテン・マーベル』のエンドクレジットにアベンジャーズの面々が出てきていたので、あの場面はもう実質的に『アベンジャーズ/エンドゲーム』の一部だなと思いました。そこを観ているか観ていないかで、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャプテン・マーベルがアイアンマンと対面するシーンの理解が変わりますよね。『キャプテン・マーベル』を映画館で観たときは、まだ『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開前だったので「これ、観ていいの!?」ってそわそわしちゃいました。

――他に『キャプテン・マーベル』のおすすめポイント、萌え要素などありましたら、教えてください。

これだけは言っておきたいと思うのは、「猫好きの人は絶対に観た方が良い!」ということですね。キャプテン・マーベルやフューリーと行動を共にする「グース」という猫の外見をしたキャラクターが出てくるんですが、とにかくキュート! 私も猫を飼っているので分かるんですが、絶対、製作スタッフの中に”猫大好き人”がいますよ。猫がのどをゴロゴロ鳴らす音をあれだけリアルに響かせるのもすごいし、猫の動作もそのかわいらしさを分かっていないと撮れないシーンばかりです。

――グースを演じたレジーという猫は大人気で、インタビューに答える動画も注目されています。

(動画を見て)かわいい〜!! すごいちゃんと答えているというか、示された回答用紙に手を置いていてすごいですね。『キャプテン・マーベル』は、アベンジャーズのシリーズにとっても重要な内容ですが、これまでの作品を見ていなくても、グースのかわいさだけでも充分に堪能できると思いますよ。

【動画】グースを演じた天才ネコ・レジーのインタビュー「演技で意識したことは?」「相性が良かった共演者は?」
https://www.youtube.com/watch?v=GTY1cDIrgLM [リンク]

【関連記事】グースを演じた天才ネコ・レジーのインタビュー「演技で意識したことは?」「相性が良かった共演者は?」
https://getnews.jp/archives/2170143 [リンク]

聞き手・文章:小田慶子

『キャプテン・マーベル』
7月3日(水)MovieNEX(4,200円+税)発売、先行デジタル配信中
(C) 2019 MARVEL
https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEX(アウターケース付き)(4,200円+税)好評発売中、デジタル配信中
その他のマーベル・スタジオ作品もデジタル配信中、オリジナルアウターケース付MovieNEXで発売中
https://www.disney.co.jp/studio/campaign/marvel-pickup.htmll

『エージェント・オブ・シールド シーズン5』
7月3日(水)第1弾DVDレンタル開始、全話一挙デジタル配信開始
ブルーレイCOMPLETE BOX(20,000円+税)、DVD Part1(4,700円+税)発売
7月17日(水)第2弾DVDレンタル開始、DVD Part2、Part3(各4,700円+税)発売
(C) 2019 MARVEL & ABC Studios
https://www.disney.co.jp/studio/drama/1502.html

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