Walmart、米国34州の120店舗にEV充電ステーション設置を完了

世界最大のスーパーチェーンの米Walmartと、独VWの子会社Electrify Americaは6日、米国34州のWalmart店舗120店に電気自動車(EV)の充電ステーション設置を完了した、と発表した。

多くが郊外に立地するWalmart店舗にはマイカーで来る客が多い中、EV利用者は買い物している間に愛車を充電できるようになる。

・1年足らずで

Walmart店舗に充電ステーションが設置されたのは2018年7月。アーカンソー州を皮切りに、それから11カ月で34州にまたがる120店舗達成となった。

今後も両社は協力してステーションの設置を進め、今年末までにさらに180店に導入する見込みだ。

・集客策に

設置された充電スタンドの出力は150〜350kWで、現在市販されているEVだけでなく、今後発売される急速充電タイプの車種にも対応する。1分で最大20マイル(約32キロ)走行分の電気を賄うことができるという。

現状は、EVの充電ステーションは社会に十分あるとは言い難く、定期的に行くスーパーにあればEVユーザーにとってかなり便利なのは間違いない。Walmartからすれば有効な集客策ともなる。

Walmartの店舗数は全米約5000店であることを考えればまだ拡大する余地はある。一方で他社による公共駐車場や路上への設置も進んでいて、EVが浸透する環境は米国では徐々に整いつつある。

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