藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.30>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回は、移動本屋さんの開催について。
藤岡みなみ
ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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タイムトラベル専門書店を始めました。
―本屋さん始めました。
2019年から本屋さんをはじめることにした。
とはいえ、ひとつの場所に実店舗を構えるのではなく、しばらくはあちこちで間借りしながら期間限定で開店していく予定だ。
先日、無事に1回目の開催を終えた。やってみて痛感したのは、これはかなり総合的なDIY力が必要となる試みだということだ。
ありがとう木箱、木箱は万能。
―便利な木箱。
まず大変なのが空間づくりである。
毎回違う場所をお借りするので、その場にあるものや持ち込んだ棚をその場で組み合わせて本屋らしく整えなければならない。つまり、移動本屋は、空間に対するアドリブ力が求められるのだ。
商品を並べるのにとにかく便利だったのはシンプルな木箱。中にも上にも横にも隙間にも本が置ける。木箱万歳。
そのほかにも、人通りに合わせて看板を作り替えるなど、一週間の開催期間中とにかくずっとお店を作り続けている感じだった。
スタンプを押してつくったショップ袋。
―オリジナルスタンプをアクセントに。
商品を入れるショップ袋なども手作りだ。
クラフト紙袋にお店のオリジナルスタンプを押すと、印刷されているみたいな風合いになっていい感じだった。
ただ、紙袋の大きさを間違えた。どう見ても「肉屋さんでコロッケを買ったときの袋」のサイズなのだ。文庫本1冊を買っていくお客さんにいちいち「コロッケみたいになりますがいいですか」と聞かなければならなかった。
ちなみにみなさん、いいですよと言ってくれました。
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