気候変動による海面上昇を防止!?MITがモルディブの組織と共同で砂州を自己成長させる実験を開始

・波の力を利用して人工的に砂を堆積

その結果、思いついたのが“自己成長する砂州”。波のエネルギーを利用して意図した場所に砂を堆積させる水中構造システムで、砂が十分に積もると新しい島に成長したり、既存のビーチを再構築することも可能だ。季節の変化や嵐の方向に合わせてデバイスを適切に配置し、継続的に砂の地形を作り直す。自然の力による破壊を逆手に取る作戦だ。
・2月にフィールド実験を開始

これはMITが手がける中でも、特に気の長いプロジェクトになりそうだ。今日明日すぐに結果が出るわけではなく、繰り返しのフィールド実験と膨大なデータを必要とする。今はまだ最初の段階。実現するまでおそらく何年もかかるだろうが、成功すれば多くの人々の命をすくうことができる。今後の展開に期待したい。

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