世界初の人工知能を活用したウィスキーが2019年秋にいよいよ発売へ

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スウェーデンのウイスキー蒸溜所Mackmyra(マックミラ)は、Microsoft(マイクロソフト)やフィンランドのコンサルティングファームFourkindとの提携のもと、世界で初めて人工知能(AI)を活用したウィスキーの開発に成功した。

・人工知能が7000万件以上のウイスキーレシピを自動生成

ウイスキーは、原料となる麦芽や酵母の種類、蒸溜方法、樽の材質や大きさ、貯蔵場所や貯蔵年数など、様々な要素を組み合わせることで、複雑な反応が起こり、多種多様に生成されるのが特徴だ。

Mackmyraでは、「Microsoft Azure」のクラウドプラットフォームと認知サービスAPIを使って、Fourkindが開発した独自の機械学習アルゴリズムにウイスキーのレシピや売上データ、消費者の嗜好などのデータを与え、学習させた。

その結果、このアルゴリズムは、7000万件以上のレシピを自動生成したほか、Mackmyraで在庫されている樽をベースに、最も品質が高く、人気を集めそうなウイスキーのレシピを予測することにも成功している。

・2019年秋、世界初のAIウイスキー発売へ

Mackmyraは、人気度や品質の面から確度の高いウイスキーのレシピを人工知能に自動生成させる一方、人の感覚が不可欠な工程を経験や知識の豊富な職人に担わせる、いわば人間と人工知能とのコラボレーションによる新しいウイスキーづくりを志向している。

Mackmyraでは、いよいよ2019年9月に世界初の“AIウイスキー”を発売する見通しだ。(文 松岡由希子)

Mackmyra

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