『俺 矢沢永吉』展でスーパースターの神髄に触れる―OTOTOY内覧会レポ

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『俺 矢沢永吉』展でスーパースターの神髄に触れる―OTOTOY内覧会レポ

4月15日に発売された写真集『俺 矢沢永吉』を記念して企画された矢沢永吉キャリア初の展示会『俺 矢沢永吉』展が5月3日より横浜会場でスタート。

前日にメディア向け内覧会が実施されたので行ってみた。

展示は会場の1階と3階で行われており、1階には主にキャロル時代からのヒストリーが貴重な写真と共に並べられ、その時代ごとに矢沢が当時の活動を振り返るコメントも。キャロル、ソロ活動開始、ドゥービー・ブラザーズら海外アーティストとの出会い等、年代ごとの活動を丹念に追っていくだけでもあっという間に時間が経ってしまうほど、その活動の歴史は濃密かつ刺激的だ。ステージ衣装も展示されており、時代ごとの変遷も感じられる。また、資生堂のCMに使用され大ヒットした代表曲「時間よ止まれ」のプロモーション用EPややドラマ出演を果たした際の台本など、興味深いものばかり。

3階には、キャロル時代のトレードマーク「琵琶ベース」や、1982年のアルバム『YAZAWA It’s Just Rock’n Roll』のジャケットで登場しているフェンダーのゴールド・ストラトキャスター等、愛用の楽器や1997年のアルバム『YES』制作時に使用した機材といったライヴ・レコーディング、楽曲制作に関するものを中心に展示。筆者が特に興味を惹かれたのは、各曲の作詞家による直筆の詞や矢沢本人に宛てた手紙だ。西岡恭蔵のペンによる「逃亡者」の歌詞を見てみると、2番の歌い出しが「Highway おまえのくちびるから~」からとなっており、実際に歌われている歌い出し「Moonlight かわいた砂の上に~」がその後に来ている等、制作過程の変化を知ることができるのが面白かった。

矢沢永吉という名前は誰もが知っているものの、どんな活動をしてきたミュージシャンで、どんな曲があるのかをじつは知らない人も結構多いのではないだろうか。こうした展示会には、マニアなファンが集結することが多いのは当然だが、とくに詳しくない人も、この機会に会場を訪れて「矢沢永吉がなぜ長年多くのファンに支持されてきたのか?」を体感してみてほしい。詳細はイベントオフィシャル・ウェブサイトまで。

取材・文・写真:岡本貴之

イベント情報
矢沢永吉 『俺 矢沢永吉』展
日程:2019年5月3日(金) ~ 5月12日(日)
会場:YCC ヨコハマ創造都市センター
(〒231-8315 横浜市中区本町6-50-1)
詳細:https://t.pia.jp/pia/events/yazawa/

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