自律走行ロボットによるフードデリバリーが米アリゾナ州の大学で開始

自律走行ロボットを開発するスタートアップ企業Starship Technologies(スターシップ・テクノロジーズ)は、2019年3月、米ノーザンアリゾナ大学のキャンパスに自律走行ロボット30台以上を導入し、自律走行ロボットによるフードデリバリーサービスを開始した。

・自律走行ロボットがフードやドリンクをデリバリー

このデリバリーサービスは、専用スマホアプリで注文すると、時速4マイル(約6.4キロ)で移動する自律走行ロボットが指定場所に商品を届けてくれるというもの。

専用スマホアプリ「Starship Delivery」でフードメニューやドリンクを選んで注文し、オンラインマップ上にピンを刺して配達場所を指定すると、自律走行ロボットの移動状況がリアルタイムに追跡でき、自律走行ロボットが指定場所に到着すると、荷物入れを解錠して、商品を受け取る流れとなっている。

このデリバリーサービスには、サンドウィッチ店「G’s NY Style Deli」、ベーグル専門店「Einstein Bros. Bagels」、アジア料理店「Star Ginger」など、米ノーザンアリゾナ大学のキャンパスで営業する飲食店が参加。

配送料は一律1.99ドル(約220円)で、ノーザンアリゾナ大学に所属する教員、研究員、職員、学生など、およそ1万5000人が利用できる。

・大学キャンパスでのフードデリバリーに自律走行ロボットの活用が広がる

Starship Technologiesでは、2019年1月にも、同様の自律走行ロボットによるデリバリーサービスを米バージニア州ジョージ・メイソン大学で開始している。

今後、サービス対象エリアを米国内外の大学キャンパスへとさらに拡大させていく方針だ。(文 松岡由希子)

Northern Arizona University

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Techable

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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