米空軍が無人偵察用ドローン「Skyborg」開発を発表

米空軍の空からの偵察は将来、無人のドローンが全般的に受け持つことになるのかもしれない。米空軍は27日、人工知能(AI)を搭載した自律飛行ドローンのプロトタイプを2023年までに開発するとサイトで発表した。

プロジェクトの名称は「Skyborg」。具体的な設計などはまだ固まっておらず、マーケットリサーチを行うためにドローン業界に情報提供を呼びかけている段階という。

・センサーモジュール式

発表ではコンセプトデザインを公開しているが、ドローンと聞いて我々が通常思い浮かべるマルチコプターなどとはやや異なる。小型のロケットのような外観で、車輪も付いている。見るからにスピードも出そうだ。

米空軍が思い描いているのは、AIを搭載し、あらゆる環境や状況で自律飛行が可能なもの。軍なので当然軍事目的で使用されることが見込まれ、センサーなどをモジュールとして組み込ませられることが要件となっている。ただ、現時点では戦闘などに使用されるかは不明だ。

・業者はどこに?

今後行うリサーチでは、技術面そしてシステムエンジニア面からみて、2023年末までの開発が可能かどうかをまず調べる。それから、業者の選定、開発という流れになることが見込まれる。

製造にあたっては技術的にはかなり高いレベルが要求されることから、ドローンを手がける会社ならどこでも受託できるというわけではないだろう。ハード面ではロッキード・マーティンやボーイング、ソフト面ではグーグルなど、大企業の名前が挙がるというのは何ら不思議ではなさそうだ。

U.S. Air Force

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