Space Xがダミー人形「リプリー」を載せてISSへ

SpaceXのCEO、イーロン・マスクは3月1日のTweetで「Ripley」(リプリー)と投稿。ダミー人形をちょい見せした。

3月2日に打ち上げられ、ISS(国際宇宙ステーション)に到達したSpaceXのCrew Dragonだが、補給物資を積み替えるミッション以外にも人間のエンジニアを乗せる前にまずダミー人形でテストする意図があるようだ。

もちろんリプリーは身一つというわけではなく、あまたのセンサーを搭載しヒトへの影響力を測るという。

・「エイリアン」のエレン・リプリーがもとネタ

ちなみにダミー人形の名前は、映画「エイリアン」の主人公エレン・リプリーにちなんだものだ。

2018年のFalcon Heavyのフライトには、デビッド・ボウイの名曲にちなんだ「スターマン」という名のダミー人形が搭乗している。

また、Falconロケット自体、「スターウォーズ」のミレニアムファルコンから取られたものだ。

・体中のセンサーでデータ収集

リプリーは、将来のSpaceXやNASAの乗組員のために、たくさんのデータを収集してくる予定だ。搭載したセンサーによりヒトにかかる加速度や周囲の環境からの影響を測定。自席で乗組員がどのような体験をするかについての洞察を得るという。

Ripley pic.twitter.com/Z9Ztram8Ai

— Elon Musk (@elonmusk) 2019年3月1日

もちろんCrew Dragonは、安全であることを前提に飛び立つので、リプリーが危険にさらされる可能性は低く、安全性の確認が主な目的となる。

リプリーが快適にフライトを終えることができれば、7月に飛び立つ予定となっている人間の乗組員にとって心強い前例となるだろう。

参照元:Meet Ripley, SpaceX’s Dummy Astronaut Riding on Crew Dragon Test Flight/Space.com

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