主婦の7割「韓流好きではない」 韓流ブームは日韓メディアが作り上げた虚像だったのか?

共立総合研究所が3月6日に発表した「韓流消費に関するアンケート」結果がインターネット上で関心を集めている。調査によれば、日本の主婦の7割が「韓流好きではない」と回答しており、日韓両国のネット上では「韓流ブームはメディアのステマ」などメディアを批判する声が上がった。

「韓流好き」は3割以下

調査は、同研究所が大垣共立銀行本支店(東京・大阪を除く)に来訪した主婦(既婚女性)791人を対象に実施。「好きな韓流スターの有無」について尋ねたところ、全体の25%が「いる」、75%が「いない」と回答し、好きな韓流スターがいると答えた人は50歳代がもっとも高かった。

「あなたはご自分を韓流好きと思いますか」という質問には、「韓流好きと思う」と「どちらかと言えば韓流好きと思う」が28.1%だった一方、「韓流好きとは思わない」は71.9%を記録。主婦層を中心に韓流ブームが巻き起こっているなどと報じられてきたが、実際には主婦の7割は興味を示していなかった。

同研究所は調査の最後に「K-POP の台頭、食品、コスメをはじめとする韓国製商品ブームのマスコミでの取り上げ方、新聞の テレビ欄における韓国ドラマの占有状況からかなりの盛り上がりを予想したが、結果は予想を下回るものであった」と分析した。

調査期間は2011年11月15〜21日。主婦にアンケート用紙を配布・回収した。有効回答者数776名(有効回答率98.1%)

日韓ネットユーザーは自国メディアを批判

日本のインターネット上ではアンケート結果を受けて、韓流ブームをあおったメディアを批判するコメントが殺到した。「ステマ大失敗。またテレビのウソが明らかにw」「世界中で大人気だったんじゃないのか?www」「大金つぎ込んでステマ仕掛けたけども失敗した典型例」などと批判し、中には「むしろ悪印象を根付かせる最悪の結果になったかなと」とメディアの韓流ごり押しが返って韓国の印象を悪くしたとの意見もあった。

また、調査結果は韓国メディア「マネートゥデイ」も報道。日本の韓流ブームが韓国で報じられているほど浸透していないことが分かると、韓国のネットユーザーたちは自国メディアを批判するコメントを書き込んだ。

「正直、韓国の報道機関はみんな仮想ばかりだからね」
「歌を歌えばすぐにチャート1位。こんなのバブルでしょ。反省してほしい」
「韓流?そんなのは韓国メディアが作り上げたもの。日本のメディアは取り上げないけど、今韓国では日流ブームが到来しているんだよ。街を見てくださいよ」
「私はヨーロッパ在住だけどこっちは日流。韓流より多い」
「正直言って韓流はメディアのやらせ」
「私も韓流なんて興味ない。みんな顔を作り直しているし」
「K-POPは一回性の音楽です」
「韓流の世界の認知度は、ポケットモンスターの足下にも及ばない」
「バブルってのは事実だと思う。韓国がIT以外に自慢できるものって何がある?」
「韓流ブームが過ぎ去る前に独島をなんとかしたい」

ヨン様の「冬ソナ」をきっかけに盛り上がってきた韓流だが、最近はメディアのごり押しで嫌気がさしている人も多い。韓流ブームというバブルが弾けた後に、反韓感情だけが残るという事態にならなければいいが…。

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画像:Focus(韓国)より引用

※この記事は、ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]

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