日産UK、電気自動車の使用済みバッテリーをキャプトレイラー用に再利用

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電気自動車にはバッテリーが搭載されているが、長く使っていると劣化してくる。そうなると新しいものに取り替える必要がある。で、問題となるのが使用済みバッテリーの処理だ。

ただ、車で使えなくなってもバッテリーとしてはまだ利用できる。そこで日産UKは、キャンプトレイラーメーカーのOpusと協力して、トレイラーの電源に活用するプロジェクトを発表した。

・700Wh蓄電

使用済みのバッテリーは、Roamと呼ばれるポータブルのパワーパックに生まれ変わっている。ボックスデザインで、あらゆる天候下での使用に対応する。

Roamは電気700Whを蓄電でき、出力は1kW。使用方法は電源を入れてトレイラーのコンセントを差し込むだけと至ってシンプルだ。今回このプロジェクトで使用されるキャンプトレイラーAir Opusは空気注入してテントを広げるタイプで、電源をつなげてボタンを押すとわずか90秒で居住空間が出現する。

もちろん、テントを広げるだけでなく、トレイラー内の小型家電やデバイス、照明などの電源としても使える。

・ソーラーパネルで充電も

Roamは400Wのソーラーパネルと併せて使うこともでき、十分な日差しがあれば2、3時間でフル充電可能。天気に恵まれれば、しばらく完全オフグリッドで過ごせそうだ。Roamはまた230ボルトのコンセントに差し込んで充電することもできる。

今はまだRoamはコンセプト実証の段階で、今後実際に展開されるかどうかは見通せない。しかし、使用済みバッテリーの有力なリサイクル方法として期待が高まる。

日産UK

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