ガサツなイタリア系用心棒×黒人天才ピアニスト“まさか”の友情に笑いと涙が止まらない!『グリーンブック』 他バディムービーの傑作3選

トロント国際映画祭での「観客賞」受賞を皮切りに、第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル&コメディ部門)を含む今年度最多の3部門を受賞し、アカデミー賞で作品賞を含む5部門でのノミネートが発表され、賞レースを席巻している『グリーンブック』。世界中の映画賞で139ノミネート、60受賞(2/12時点)と、『グリーンブック』旋風を巻き起こしています。

本作は、1962年の差別が色濃い時代、黒人用旅行ガイドブック「グリーンブック」を頼りにツアーへ旅立った、ガサツで無教養だけれど人間的魅力に溢れるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)とインテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)。正反対のふたりの壮大なズレに笑い、やがて”まさかの友情”で結ばれる様子に涙するヒューマンドラマとなっています。

『グリーンブック』の他にも、”まさかの友情”を描いた名作は数々生み出されてきました。

中でも、世界中で社会現象となった『最強のふたり』は日本でもファンが多い作品。日常生活のすべてに介護が必要な車椅子の大富豪フィリップと、スラム育ちでノリとユーモアで生きている黒人青年ドリス。『最強のふたり』は、1月にリメイク版が『ジ・アップサイド(仮)』として公開されると全米ランキングで1位を獲得するなど、未だに根強い人気を博しています。

黒づくめの男たちがエイリアンと戦う『メン・イン・ブラック』も、寡黙な伝説のエージェントであるKと、とにかくお喋りで熱血漢なJという、正反対のふたりが力を合わせて地球を救う物語。人気シリーズとなった『メン・イン・ブラック』はシーズン3まで続き、さらに今年、キャストを変えた新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が公開となります。

始めはケンカばかりで、相入れないふたりが、苦難を乗り越えて強い絆を結んでいく。これまで何度も映画として描かれてきたお約束な関係性ですが、登場人物のキャラクターやテーマ、乗り越えるべきもの…様々な要素が変わることで、無限のバディムービーが生み出されてきたことが分かります。

公開に先駆け行われている『グリーンブック』の試写会では「チャーミングで笑える作品なのに、何度も胸が熱くなった!」「2人のやり取りをもっと見ていたい!続編希望」など、著名人はじめ、一般の方からも絶賛の声が多く上がり、まさに新たな”バディムービー”の傑作がここに誕生しました! 春の訪れを前に、珠玉のバディームービーで新たな出会いの準備をしてみてはいかがでしょうか。

『グリーンブック』
2019年3月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

『最強のふたり』
価格:¥1,500(税抜)
発売元:ギャガ
(C)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP

『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
2019年夏公開

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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