【時短】大根・大根おろしの冷凍保存術|プロ監修レシピ付
おでんや煮物など和食にかかせない野菜・大根。料理研究家・武蔵裕子さんに大根・大根おろしの冷凍保存、解凍、保存期間を教えてもらいました。冷凍大根をムダにしないための活用レシピ「簡単おでん」も必見!【冷凍保存の基本シリーズ】
武蔵裕子
料理研究家。両親と息子2人、3世代の食卓を切り盛りしてきた経験から生まれた和食をベースとしたレシピは多くの支持を集めている。雑誌、書籍、web、企業のメニュー開発などで活躍中。『フライパンに材料を入れてから火にかけるだけ!レシピ』(学研)、『味つけ冷凍で作りおき』(PHP研究所)、『15分で一汁一菜 毎日のごはんはこれでいい!』(講談社)など著書も多数。
大根の正しい冷凍保存&解凍方法
皮むきの面倒な大根は、一度に下処理して、いつでも使えるように冷凍保存しておくと調理時間の短縮につながります。
ここでは、大根の冷凍保存&解凍方法、保存期間をご紹介します。
大根の冷凍保存方法
1本の大根でいろいろな下処理をしておけば、解凍後の幅も広がります。
大根の葉は栄養もたっぷりだから、捨てずに冷凍保存しましょう。
「大根おろしもまとめて冷凍保存しておくと便利です! 大根おろしは、強く絞ったりして水気を取ると食感が悪くなります。手ではなく、ざるを使って水切りをしてください」(武蔵さん)
【用意するもの】
大根・・・1本(約1kg)
包丁
まな板
キッチンペーパー
ラップ
すりおろし器
ざる
保存袋
【大根の冷凍保存方法】
大根を洗い、水気をキッチンペーパーで拭く。4つに切り、皮をむく。
大根1/4本は5~6cm長さの太めの千切り、1/4本は7~8mm厚さのいちょう切り、1/4本は2cm厚さの輪切りにする。大根の葉はみじん切りにする。
残りの大根1/4本はすりおろし器ですりおろす。大根おろしをざるにのせて自然に水気をきる。
2の大根は、切り方ごとに保存袋に入れる。3の大根おろしは、1食分ごとにラップをしてから保存袋へ。それぞれ空気を抜き、冷凍保存した日付を保存袋表面に書いたら冷凍庫に入れる。
【保存期間】切った大根・大根の葉=約3~4週間/大根おろし=約3週間
大根の解凍方法
切った大根と大根の葉は凍ったまま調理、もしくは電子レンジでの解凍ができます。
大根おろしは生食できるので自然解凍がおすすめ。もし急ぎの場合は電子レンジで半解凍してもOK。
また、一度解凍した大根を再冷凍するのは避けてください。
冷凍大根のレシピ&活用法
「ムダなく使い切れるかな・・・」と心配な方必見。
冷凍大根の活用レシピを武蔵さんに伝授してもらいました!
【冷凍大根のレシピ】簡単おでん
大根が主役のあっさりとした味わいのおでんは、煮る時間約15分と簡単にできるレシピです。
「冷凍大根は、事前に電子レンジで加熱しておくのがポイント」(武蔵さん)
【材料】(2人分)
冷凍大根(2cm厚さの輪切り)・・・2個
結び昆布・・・2個
うずらの卵・・・6個
ちくわ(大)・・・2本
だし・・・2と1/2カップ
しょうゆ・・・大さじ1/2
塩・・・小さじ1/3
酒・・・大さじ1
練り辛子・・・適宜
【作り方】
冷凍大根は凍ったまま耐熱容器に入れ、ふんわりラップをしてレンジで5分加熱する。ちくわは斜めに2等分に切る。うずらの卵は3個ずつ竹串に刺しておく。
鍋にだしを入れて煮立ったら、酒、しょうゆ、塩を加えて味をととのえる。
すべての食材を入れて煮立ったら、アクをひき、弱めの中火で15分ほど煮ていく。練り辛子を添えていただく。
※このレシピの電子レンジは600Wです。
たくさん余った時に!冷凍大根の活用法
ほかにも冷凍大根には、次のような使い方があります。
冷凍大根を味噌汁に
大根のきんぴらにする
大根おろしをみぞれ煮やみぞれ鍋に使う
大根の葉は煮物などに散らす
大根・大根おろしの冷凍保存術はいかがでしたか?
丁寧に冷凍保存しておけば、長持ちし、解凍後も美味しく食べられますよ!
撮影/菅井淳子
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。