ポルシェ新型EVタイカン購入者、Electrify Americaの充電ステーションで3年間充電無料

電気自動車(EV)の開発が急ピッチで進められている。そんななか、ポルシェがEV普及に向けて大きく舵を切った。

ポルシェは、今年末に発売される新型EVタイカンの購入者は、独フォルクスワーゲン子会社のElecttrify Americaの充電ステーションで3年間無料で充電できると発表した。

・3年間無料で充電

タイカン購入者は、全米42州にある300以上の高速道路サービスエリアと地下鉄エリアの180箇所以上で3年間、30分間充電できる。

この充電無料という特典は、タイカンの購入価格に含まれ、各充電ステーションには平均5台の充電器が設置される。2019年7月1日までに、第1段階として484 箇所で2000台以上の充電器を設置予定だ。

ポルシェディーラーも充電設備を設置

また、全米の191のポルシェディーラーは最大350キロワットの急速充電設備を設ける。

800ボルト技術と複合充電システム(CCS)プラグを使用すると、4分の充電で約100㎞以上の走行が可能になるという。これは、現在の自動車市場で最速の充電速度だ。ポルシェは、ディーラーの充電インフラへの設備投資額を7000万ドル(約76億円)と見積もっている。

自家用充電システムも開発

さらに、ほとんどの車は95%の時間を自宅や職場に駐車しているため、ポルシェは自宅用充電システムも開発する予定だ。

ポルシェが発表した3つの柱からなる、タイカンの充電ネットワーク。EV普及への新たな一歩となりそうだ。

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