IoT新時代に!? 電波で電気を賄うWiliotの新センサータグは切手サイズ

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我々の暮らしのさまざまなところでセンサーが活用される時代になった。動きを感知して作動したり、温度や明るさなどの情報をデバイスに送ったり。

最近は小型化しているものの、バッテリーなど電源を要するというのはどれも変わらない。しかし、米国カリフォルニア州のスタートアップWiliotが開発しているセンサータグは電源を必要としないものなのだという。

・飛び交う電波で作動

では、どうやって電気を得るかというと、我々の日常生活であらゆるところを飛び交っているWi-Fi、Bluetooth、携帯電話などの電波だ。

Techableでは先日、電力の信号をキャッチしてスマホをワイヤレス充電するケースを紹介したが、基本的にはそれと同じ技術となる。

・印刷アンテナ使用

Wiliotのセンサータグに搭載するARMベースのチップは、紙やプラスティックにプリントしたアンテナを使う。このアンテナを介してセンサーがとらえた情報を送信する。

バッテリーは不要で、アンテナも薄いためこのセンサータグは切手ほどのサイズとなる。なので、Wiliotは商品に貼り付けて出荷から消費者の元にとどくまでの過程をモニターしたり、家庭では容器に設置して、容器内が空になったらその商品が自動で再注文されたり、といった使い方ができると提案している。

Wiliotという社名を聞いたことのない人も多いかと思うが、同社はこのほどAmazonウェブサービス(AWS)やサムスンなどから3000万ドル(約32億円)の資金を調達した、業界では注目の企業だ。

すでにプロトタイプはできていることから、電化製品や小包などにWiliotのセンサータグが活用される日はそう遠くなさそうだ。

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