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世界初のオスのひよこを殺さない卵が発売 ひよこ鑑定士とはなんだったのか

あまり知られていないことかもしれませんが、鶏卵を生産する過程では毎年、数十億羽ものオスのひよこが殺処分されています。成長しても卵を産まず、肉になる部分も少ないため、孵化してすぐに二酸化炭素で窒息させられたり、生きたままシュレッダーでミンチにされたりして殺され、爬虫類のエサとして売られるなどしています。

生まれたばかりのニワトリの雛のオス・メスを見分けるのは大変難しく、現在日本では特別な訓練を受けた“ひよこ鑑定士”が1匹1匹識別しているのですが、この度、ドイツの科学者たちが、受精卵の段階でニワトリの性別を判定する技術を開発し、これによって生産された鶏卵を世界初の“オスのひよこを殺さない卵”としてベルリンのスーパーマーケットで売り出しました。

ドイツの大手スーパー・レーベグループが出資し、「Seleggt」(select+eggの造語)の名前で特許を取得したこの技術では、受精から9日後の卵の殻にレーザーで0.3mmの穴を空け、そこから取り出した液体のホルモンを分析することでオス・メスを98.5%の正解率で判別し、メスになる卵だけを孵卵器で育て続けて21日後に孵化させます。まぁオスになる卵はやっぱり動物飼料になってしまうのですが……。


昨年11月にドイツ国内の223店舗で売り出された『Respeggt』(respect+eggの造語)のお値段は通常より1個あたり1円~2円お高くなります。具体的には、通常の鶏卵6個入りパックが約186円なのに対し、『Respeggt』は約199円で売られているとのこと。鶏卵生産過程で発生するオスのひよこの殺処分はヴィーガンの人たちが卵を避ける心理的障壁の1つになっていましたが、これなら食べる人も出てきそう?

画像とソース引用:レーベグループニュースルームより
https://www.rewe-group.com/de/newsroom/kuekentoeten-stoppen-fragen-und-antworten[リンク]

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(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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