物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】

access_time create folder生活・趣味

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
クリスマスの翌日である12/26は、オーストラリアでは「ボクシング・デー」と呼ばれる祝日。年に一度の大安売り、BIGショッピング・デーなんです。由来についてご紹介すると共に、オージー達の物欲が最高潮に達する一日を現地ルポ致します!

ボクシング・デーとは?

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
オーストラリア以外でも、イギリス・ニュージーランド・ノルウェー・スウェーデン・香港など様々な国で祝われる休日「ボクシング・デー」。”ボクシング”と言うと、あの殴り合うスポーツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 筆者もはじめて聞いた時は、「試合でも見に行くの?」と聞き友人に笑われたものです。しかし実際は、年に一度の大安売り!日本で言うところの”初売り”のようなものですね。殴り合うまではいかなくとも、お目当ての品をかけた熱きショッピング・マッチが繰り広げられるのです。

歴史に見るボクシングデー。名前の由来は諸説あり!

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
さて、なぜボクシング・デーと呼ばれるようになったかはいくつか説があるようです。有力なものは下記2つ。

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
その1)その昔、クリスマスも働かねばならなかった裕福な屋敷に仕える使用人たち。そんな彼らが家族に会いに行けるよう、休日を与えられたのがクリスマスの翌日。その際、ボーナスやギフトを入れた箱( “Christmas Box” )が屋敷の主人より渡されたと言います。それを家族の元に持ち帰り箱を開けたことから、Boxing Dayと呼ばれるようになったそうです。

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
その2)クリスマス前、教会が貧しい人々のために寄付を募った募金箱を設置。クリスマスの翌日にその箱を開けプレゼントを配ったという説。

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデー

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
ちなみにオーストラリアの家庭では12/25日の朝、クリスマスツリーの下に置かれたギフトを開けて祝うのが一般的。しかし中には「プレゼントは、ボクシング・デーに買う!」という倹約家も一定数います。そりゃ一日で大幅ディスカウントするんですから、納得ですよね!

オーストラリア ボクシング・デーの様子01
(C)Ai Kaneko

日本の約20倍の国土を誇るオーストラリア、それに対して人口は約2400万人と日本の6分の1程度。面積に対して人が少ないイメージのこの国、日頃混雑を経験することはまずありません。しかし、ボクシング・デーだけは別!「オーストラリアって、こんなにも人がいたんだな・・・」と驚かされます。

オーストラリア ボクシング・デーの様子02
(C)Ai Kaneko

DJがアップビートな曲を流せば、物欲が一気にヒートアップ。リズムに合わせノリノリ
で買い物を楽しみます。

オーストラリア ボクシング・デーの様子03
(C)Ai Kaneko

あまりの混雑っぷりに、入店制限がかけられる人気ブランドショップ。

オーストラリア ボクシング・デーの様子04
(C)Ai Kaneko

フードコートも人で溢れかえっています。ドリンク一杯Getするにも30分以上待ち、売り切れ続出で早々と店じまいするところも。

年に一度のBIGショッピング・デーを終えて・・・

物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
どのショッピングセンターもすし詰め状態のボクシング・デー。この日筆者は、狙っていたアイテムを2点だけ購入することができました(後は全て売り切れていた)。予め欲しいものリストを準備し、効率良くまわれるよう入念なプランニングが必須だと痛感。来年の ”ボクシング・マッチ” に向けて、密かに闘志を燃やすのでありました。

[Photos by shutterstock & Ai Kaneko]
物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 物欲が最高潮に達する、オーストラリアのボクシングデーとは?【現地ルポ】
access_time create folder生活・趣味
local_offer
TABIZINE

TABIZINE

TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

ウェブサイト: http://tabizine.jp

TwitterID: tabizine_jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。