インドネシアの農村部発展を後押しするスマート養殖給餌機「eFishery」

都市部と農村部には大きな格差が存在し、それを是正するのが早急の課題となっているのだ。「スマホアプリを使ったシステム」が、この国では望まれている。
西ジャワ州バンドゥンのスタートアップ「eFishery」が、農村部での養殖漁業機械を生産し話題になっている。これもまた、スマホアプリと連動するものだ。
・大統領も視察に

堀を作り、その中に淡水魚かエビを入れて育てる。eFisheryの給餌機はそこに設置される。オペレーティングはすべてスマホの専用アプリで行い、給餌の時間や量、それに伴う日々のデータ等も表示してくれる。
機器に当初から液晶画面や捜査機構を内蔵しているわけではないから、その分だけコストダウンができる。インドネシアの一次生産者は機械化の流れから取り残され、それが生産低下にもつながっている。かといって、高価な機器は買えない。
eFisheryは、インドネシア全国16の州に進出している。ジョコ・ウィドド大統領がeFisheryの自動給餌機を導入する村落を視察したこともある。その際ジョコ大統領は、「Androidアプリによる社会発展」について言及した。
・ベンチャーキャピタルから資金調達

インドネシアでは、スマホの価格が年々安くなっている。あらゆる機器をスマホに接続することで、より効率的なシステムを構築することができるのだ。都市部との格差に悩まされる農村部でも、スマホを軸とした技術革新が進んでいる。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。