【Interview】ハエを愛して「この子達」と呼ぶTechCrunch Tokyo 2018Startup Battle優勝企業ムスカの流郷”暫定CEO”に直撃!

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国内最大級のスタートアップイベント、「TechCrunch Tokyo 2018」のピッチバトルで最優秀賞を受賞したムスカ。世界の食糧危機という大きな問題の解決を目標に、イエバエを活用したリサイクルシステムを実現する会社だ。今回は、TechCrunch Tokyo 2018のピッチバトルで最優秀賞に選ばれたピッチを披露した、ムスカで”暫定CEO”を務めている流郷 綾乃氏に話を伺った。

・PR戦略で昆虫事業の認知を増やす

Q1.ムスカについて簡単に教えてください。

昆虫を活用して効率的に100%バイオマスリサイクルシステム実現させた会社です。そのシステムを普及させ、地球や世界が抱える問題を解消を目指す会社です。

Q2.”暫定CEO”というユニークなご経歴をお持ちですが、この役職になった経緯を教えてください。

元々、PR戦略を担うために執行役員としてジョインしました。ムスカは、成長する企業です。そのステージごとに必要な人材は異なります。それは会社の代表も然りだと思っております。今のステージは、ムスカの事業を、昆虫を活用した事業を、認知させる時期だと思っております。そのためPR戦略が非常に大事になってくるステージなのです。だから現在私が代表取締役”暫定CEO”に就任しております。

・TechCrunch Tokyo ピッチバトル前の裏話

Q3.今回のTechCrunch Tokyo 2018ピッチバトルのような大きな会場でのスピーチは初めてだったかと思います。ピッチバトルに参加してみて、最も苦労したこと、難しかったことはどんなことでしょうか。

自分の言葉で、自分らしく、自分が誇れる事業内容を話すこと。大勢の前で話すのは本当に苦手で、なぜかカッコつけようとして背伸びしてしまいそうになる。自分らしくいつもどおり話すことが非常に難しいです。あの大勢の場で制限時間が区切られた中でお話するのは相当なプレッシャーでした。

Q4.この度は最優秀賞の獲得、おめでとうございます!早速ですが、TechCrunch Tokyo 2018ピッチバトルの最優秀賞を獲得した時のお気持ちを教えてください

ホッとしました。実は、最後の最後に、自分らしくしゃべるために、スライドを変更しました。それが出来上がったのが袖に入る5分前でした。このピッチスライドを作成するために、チームメンバーとたくさん議論して作り上げていたのですが、最後私の違和感を解消するために私のわがままでスライドを変えました。最後の最後に「自分らしく話せるようにしたらいい」と言って背中を押していただけた串間会長と最後まで私に付き合ってスライドを変えてくれたチームメンバーに本当に感謝しております。だから、本当にホッとしました。

Q5.ピッチ中にハエのことを「この子達」と呼んでいるのは非常にユニークだと感じました。ハエに最優秀賞獲得の今の気持ちを伝えてください!

みんなの命のバトンをしっかり伝えたよ。365日24時間活動してくれてありがとう。

Q6.ピッチでは海外展開を予定されているとおっしゃっていましたが、今後の展望を教えてください。

ムスカは、世界を救って地球を守るユニコーン企業になります。私たちは、ゴミから昆虫を活用して100%バイオマスリサイクルシステムを実現させた工場を国内、海外へ展開していきます。そこでは、厄介者であるゴミが、飼料と肥料という2つの資源に生まれ変わります。その工場を国内には3000工場以上、海外には20万工場以上建設していく予定です。それにより、現在、世界で社会課題となっている食糧危機、そして地球が抱える様々な問題を解消していきます。皆様、昆虫嫌いだから、ハエ嫌いだから、と言わずに応援よろしくお願いいたします。(私も昆虫は嫌いです。)

ムスカの提供するシステムにより、世界が直面する食糧危機問題を本当に解決できるかもしれない。ムスカの今後の展開に注目だ。
株式会社ムスカ

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