新海誠、新作アニメ『天気の子』 キャラデザ田中将賀、作監はジブリ出身 田村篤

新海誠、新作アニメ『天気の子』 キャラデザ田中将賀、作監はジブリ出身 田村篤
新海誠監督作『天気の子』ポスタービジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会
新海誠監督の『君の名は。』以来、3年ぶりの新作劇場アニメ『天気の子』が2019年7月19日(金)に公開される。

キャラクターデザインは『君の名は。』から田中将賀さんが続投、作画監督はスタジオジブリ出身の田村篤さん、美術監督は『言の葉の庭』『BLAME!』の滝口比呂志さんが担当する。

天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。

離島から家出して東京にやってきた高校生・森嶋帆高を演じるのは、舞台「弱虫ペダル」シリーズの小野田坂道役で知られる醍醐虎汰朗さん。

帆高が出会う、“祈る”ことで天気を晴れにできる力を持つ少女・天野陽菜の声を、『心が叫びたがってるんだ。』(実写映画)に加え『地獄少女』への出演が決まっている森七菜さんが担当する。

新海監督が『君の名は。』以前から感じていた田中将賀の力

キャラクターデザインを担当する田中将賀さんと新海誠さんは、『君の名は。』以前にZ会のアニメCM『クロスロード』(2014年)でタッグを組んでいる。

新海監督によれば、当時、田中さんとの出会いに大きな手応えを感じたことで「次回作で長編をつくるなら、田中さんとのコンビネーションでやりたい」と強く思うようになったという。

『君の名は。』公開時のKAI-YOU.netによるインタビューでは、その理由として、新海監督がそれまで行ってきた、背景美術を全面に押し出すような作品づくりと、「キャラクターアニメーションを代表する田中さんの絵が、同じ画面上で成立する」ことに気づいたからと語っていた。

田中さんとの出会いは、『クロスロード』で感じた手応えのひとつです。

僕がそれまで行ってきた、背景美術を全面に押し出すような作品づくりと、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』など、キャラクターアニメーションを代表する田中さんの絵が、同じ画面上で成立する。

そのことに気づいたとき、「次回作で長編をつくるなら、田中さんとのコンビネーションでやりたい」と、強く思うようになっていたんです。新海誠監督『君の名は。』インタビューより

なお、制作プロデュースを担当するのはSTORY inc.(STORY株式会社)。TOHO animationとして様々なアニメ事業を立ち上げた東宝の映像事業部映像企画室長の古澤佳寛さんと、『君の名は。』のほか数々のヒット作を生み出してきた映像企画部のプロデューサー・川村元気さんらが、2017年9月に設立した新会社だ。

東宝の社内スタッフが立ち上げた新会社であり、2018年3月には東宝との業務提携契約を締結している(外部リンク)。

(C)2019「天気の子」製作委員会

引用元

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