飲み会があっても入浴時間までに帰れればOK? 体がととのう入浴法とは

飲み会があっても入浴時間までに帰れればOK? 体がととのう入浴法とは

 冷え性や生理不順、寝つきの悪さといった女性が抱えがちなちょっとした体の不調。小さなことのようですが、これが続くと生活での重い悩みになってしまいますよね。このような不調を抱える人に多いのが「ちゃんとお風呂に入っていない人」なのです。

 本書『ぐっすり眠れる、美人になれる!読むお風呂の魔法』では、生活習慣改善サロン「Flura」を立ち上げたナイトケアアドバイザー・睡眠改善インストラクターの小林麻利子さんが、「体のととのうお風呂の入り方」を紹介してくれています。

 まず気をつけたいのは入浴する時間帯。お風呂で副交感神経が優位になり、入浴後に体温の下がっていく間がベストな就寝時間になるので、夏は寝る1~2時間前、冬は30分~1時間前の入浴が効果的なのだそうです。

 いよいよお風呂へ入る時は、体を冷やさないように換気扇や浴室暖房など風が出るものはすべてスイッチを切ります。本書で紹介されている正しい入浴手順は、かけ湯から。そして軽く湯船に浸かり、体が温まったら髪を洗います。そのあと本番入浴として40℃のお風呂に15分浸かり、最後に体を洗って終了です。体を拭いてからボディケアをするまでは浴室内で行うと、冷えを防げるそうです。

 しかし忙しい女性は、お風呂の時間も惜しいと感じるかもしれません。本書では就寝前の入浴をよく眠るための準備と捉え、それを解決しています。もし帰宅が遅くなったときはお風呂を2回に分ける「分浴」を推奨。夜は体のリカバリーとして湯船に浸かるだけに留め、翌朝に洗浄目的での入浴をすれば睡眠時間が確保できるように。

 体内時計を乱さないために入浴時間を決めることも大事で、本書では、起床時間から逆算して入浴時間を決め、その4~5時間前に夕食の時間を決めることを提案しています。飲み会があっても入浴時間までに帰れればOKです。

 また女性として気になるのはお風呂のダイエット効果。本書によると、お風呂に入ったときには約500キロもの水圧が体にかかっていて静脈やリンパ管が圧迫されるので、湯船でのトレーニングは効果的なのだとか。ただし寝る直前では交感神経が優位になってしまうため、ダイエット目的の入浴は就寝の2~3時間前がいいそうですよ。

 なによりお風呂で一番にリラックスできるのは心かもしれません。一人きりになれる空間で自分の呼吸を意識したり、その日のいいことを思い出す時間を作ったりすると、気持ちも前向きになれそう。このような、本書で紹介されている数々の「お風呂の魔法」を修得して、心身ともに美くしくなれる生活をスタートしてみてはいかがでしょうか? 

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