道具は不要! 1人でも2人でもできる「リズム感に効く脳トレ・ゲーム」
カラオケとかダンスが好きな方で「でも……リズム感がイマイチ良くないんだよなぁ」と悩んでる人、いますよね。そんな方にプラス効果があるかもしれない方法を紹介。
▼その方法のポイントを50秒にまとめた動画がこちら!
※動画は2人(Aさん、Bさん)での手拍子がメインですが1人でもできます(方法は後述)。
特別な道具はいりません。方法は簡単、「1、2、3、4(いち、にい、さん、しい)」と声に出しながら、指示されたタイミングに合わせて、繰り返し手を叩くだけ。
1人でやる場合は「Aさん→左手で膝や机を叩く」「Bさん→右手で膝や机を叩く」という振り分けで手を叩き、
2人以上でやる場合は、Aさん、Bさんで担当分けして叩きます。
2種類のリズムの手拍子でアンサンブルするんですが、上のパターンだけ見て「これ簡単すぎない?」と感じる方もいるかもしれません。しかし実は「繰り返しやる」ところがミソなんです。
例えば1と4を叩く手拍子のパターンの場合、4を叩いたところで安心してしまって次の繰り返しの1の手拍子を忘れてしまったりするんです。思った以上に頭を活性化するものだってことがわかってもらえると思います。
「2回繰り返したら1と4を叩くパートを交代して叩く」なんてことにするともう大変(笑)。「あ〜つられちゃった! (笑)」みたいにゲーム感覚で楽しむこともできます。
さらに「歌いながら手拍子する」のは意外と難しいので、これもリズム感上達、脳トレ、両方に効果があります。
▼「いち、にい、さん、しい」の代わりに歌を歌います。
2018年11月に放送されたTV番組『たけしの家庭の医学』(https://www.asahi.co.jp/hospital/)で「認知症予防には歌いながら手拍子するのがいい」という研究結果が紹介されていましたが、これはまさにそういった効果も期待できる手拍子ですね。
脳の健康にも役立ちそうなゲーム感覚トレーニングですが、やればやるほどリズム感がグングン良くなっていくので、カラオケ、ダンス、楽器の上達にも効果あり!
シンプルで簡単なので小さなお子様〜御高齢の方まで誰でもできちゃいます。効能や用途がいろいろある一石二鳥の「手拍子リズム」、ぜひやってみてください。
ちなみにこの手拍子リズムはプロ・ドラマーでありドラム講師もやられているリズムのプロ、長野祐亮さんが書籍としてまとめているものです。長野さんの著書『脳もリズム感も活性化! みんなで楽しむ手拍子リズムトレーニング』(リットーミュージック)に今回紹介したような手拍子パターンがいろいろ載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
『脳もリズム感も活性化! みんなで楽しむ手拍子リズムトレーニング』
(リットーミュージック)著者:長野祐亮
定価:本体1,800円+税PROFILE 長野祐亮
東京都出身。15歳からドラムを始め、つのだ☆ひろ,そうる透に師事。大学在学中にプロ活動をスタートし、数々のレコーディングやアーティストのサポートで活躍する。現在はそうした音楽活動と並行し、インストラクターやリズム&ドラム・マガジン誌などへの執筆活動を通して後進の指導も積極的に行っている。著書に『新・ドラマーのための全知識』『1日15分!自宅でドラム中毒』『ドラム・パターン大辞典326』『100個のフレーズを叩くだけで飛躍的にドラムが上達する本』などがある。▼第一弾『リズム感が良くなる「体内メトロノーム」トレーニング』も好評発売中
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(執筆者: リットーミュージックと立東舎の中の人) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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