【話題】宮崎県小林市がユニークな地方創生プロジェクト「シムシティ課」をスタート / まちづくりをゲームで視覚化
プレーヤーが市長となり、自分の理想のまちを作り上げていくスマホゲーム「シムシティ ビルドイット」。道路を作ったり家を建てたりと、街を発展させるのについつい夢中になったことがある人も多いのではないだろうか。
さて、宮崎県小林市がおもしろい取り組みを始めたようだ。若い世代にもまちづくりに興味を持ってもらおうと、「シムシティ ビルドイット」とコラボして「シムシティ課」なるものを設立したのである。
・市長公認のプロジェクト
小林市に設立された「シムシティ課」は、市長公認の新たな地方創生プロジェクト。小林市職員と宮崎県立小林秀峰高等学校の有志で結成されたバーチャル組織である。何するの? ゲームで遊ぶの?と疑問が湧くが、どうやらリアルにゲームで遊ぶようだ。
・楽しみながら未来を描く
「シムシティ課」の活動内容は、一人ひとりが市長になったつもりで小林市の理想の未来を描くまちづくりのシミュレーション。
小林秀峰高校では総合学習の時間を「シムシティ課」のワークショップにあて、教材として「シムシティ ビルドイット」を活用。親しみのあるゲームでまちづくりを視覚化し、若い世代にまちづくりを楽しんでもらおうというわけだ。
・理想とする街の創造
すでに「シムシティ課」としてのワークショップは始まっており、生徒らは約3ヵ月間かけてそれぞれが理想とする街を創造するとのこと。
それに伴い発生するであろう課題を検証したり、解決方法を模索したりすることで、まちづくりに参加するおもしろさや意義を学ぶ。
・小林市の将来像は?
小林市では「シムシティ課」の設立にあたり、ロゴをあしらった看板やポスター、ポロシャツ、ピンバッジなどの記念グッズを作成。特設サイトにて活動報告を行うほか、11月14日にはスペシャルムービーも公開予定だという。
かなり気合いの入っている様子の「シムシティ課」だが、若者たちによりどんな小林市の未来像が描かれるのかな? 12月中旬に市民に対する活動報告会が開催されるらしく、市民以外からも注目が集まりそうである。
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