世界が注目するグラフィティアートが、難民キャンプに…。Banksy(バンクシー)が描くスティーブ・ジョブズ。(AllSync)
今回はSync.さんのブログ『AllSync』からご寄稿いただきました。
世界が注目するグラフィティアートが、難民キャンプに…。Banksy(バンクシー)が描くスティーブ・ジョブズ。(AllSync)
img via: Krishnan Guru-Murthy
https://twitter.com/krishgm
これまた強烈なメッセージが込められたグラフィティアートですよね…。
毎日ワクワクしてますか!?AllSync.jpへようこそ。Sync.(@AllSync.jp)です!
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どこかで見たことがあるこの描画のタッチは、素性を明かさず活動を続けるイギリスの覆面アーティストのBanksy(バンクシー)が描いたもの。社会風刺的な作品をストリートに描く彼の作品が、フランス北部のカレーにある難民キャンプに描かれました。
↓↓Banksyの日本語版作品集です。
「Wall and Piece」2011年7月7日『amazon.co.jp』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891948884/allsync-22/ref=nosim/
スティーブ・ジョブズの実父はシリアからアメリカに渡った移民だった。
img via: Krishnan Guru-Murthy
https://twitter.com/krishgm
なぜフランスの難民キャンプの壁に「難民スティーブ・ジョブズ」が描かれたのか。今回のアートにBanksyがメッセージを公開しています。
「私たちは、移民は国の資源を消耗させるものと考えがちだが、スティーブ・ジョブズ氏はシリア人移民の息子だった」と、バンクシーは珍しく公式声明を発表。
via: バンクシーが移民の窮状訴える壁画、ジョブズ氏も登場 仏カレー (AFP=時事) – Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151213-00000018-jij_afp-int
シリアからアメリカに渡ったジョブズの実父は、ドイツ系アメリカ人の女性との間にスティーブ・ジョブズを授かります。
しかし、イスラム教徒のシリア人という理由から同氏は結婚を許されず、生まれたばかりの息子をポール&クララ・ジョブズ夫妻へ養子にだし、スティーブ・ジョブズはそのことを知らないまま育ったそうです。
今回のグラフィティ・アートに込められたメッセージ
img via: Banksy
http://www.banksy.co.uk/
グラフィティ・アートとして描かれた「難民スティーブ・ジョブズ」は、初代Appleコンピューターと身の回りの物を入れているであろう袋を持っています。
世界が難民や移民の問題で揺れるなか、むかし1人のシリア人移民を受け入れたことによってAppleコンピューターという発明が生まれたというメッセージを発したBanksy(バンクシー)。
img via: Banksy
http://www.banksy.co.uk/
Banksy(バンクシー)のHPでは、今回描かれたグラフィティ・アートがすでに公開されています。
少し前にスタバが赤い無地カップを採用したことによるアメリカ国内の騒動*1 を記事にした時に知ったのですが、世界の先進国では移民が人口の約10%を占めていたりすることがざらだったりします。
*1:「アメリカで物議をかもしたスタバの赤いカップ、日本人には分かりづらいその理由に「へ〜」っとなる。」2015年11月12日『AllSync』
https://allsync.jp/cafe/2015/11/StarBucks20151110.html
島国の日本で育った平和ボケの僕は、移民という存在自体が自分の生活圏から遠く今回の一件でその概念を認識し直させてもらいました。インターネットが発達してより楽しい事や便利なことをシェアできるようになった現代。
それと同じように、インターネットなどによって世界や人類の課題を共有して、より良い方向にいくように考えようというBanksy(バンクシー)の世界への発信だったと思います。
↓↓作品集ってちょっと高いんすよね..。Banksyの日本語版作品集です。
「Wall and Piece」2011年7月7日『amazon.co.jp』
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891948884/allsync-22/ref=nosim/
世界に対するメッセージを持ったアーティスト「Banksy(バンクシー)」、世界に無関心を装う僕に突き刺ささるメッセージでした。
執筆: この記事はSync.さんのブログ『AllSync』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2018年10月19日時点のものです。
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