ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

『MEG ザ・モンスター』監督インタビュー 「『ジョーズ』とB級サメ映画の中間の作品になるといいかな」[ホラー通信]

予算150億円を投じた規格外のビッグなサメ映画『MEG ザ・モンスター』が9/7より公開。

今作は、人類未踏の深海で200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ“メガロドン”が発見され、人々をパニックに陥れる物語。主人公のジョナス・テイラーをジェイソン・ステイサムが演じる話題作です。

当初、イーライ・ロスが監督として予定されていたものの途中降板。新たに監督として抜擢されたのは、『ナショナル・トレジャー』シリーズなどで知られるジョン・タートルトーブ監督でした。アメリカ本国はもちろんのこと、全世界28か国で首位を獲得するなど記録的なヒットとなっている今作。そんなヒットの立役者であるタートルトーブ監督にお話を伺いました。

すべての写真が表示されない方はホラー通信の記事をご覧ください

――近年サメ映画というと、『シャークネード』シリーズやロジャー・コーマン製作の『シャークトパス』シリーズといった、“ネタ”系の映画が流行しています。そういった映画をご覧になったことは……?

タートルトーブ監督「ぜんっぶ観てます! シリーズ全部観てるし本当にヒドいよね!(笑) サメ映画というと最近ではまさしくロジャー・コーマン的な、低予算の“B級映画”ととられがちですよね。でも『ジョーズ』という超名作が君臨しているジャンルでもあるわけです。『MEG』はそういった最高の映画と、最低の映画のどちらに比較されるのかなと危惧していました。その中間くらいに位置できるといいかなとも思ったんですよ。『ジョーズ』は名作ですし、それを超えることってできないと思うんです。となると、私の目標は『ジョーズ』に次ぐ、第二のベスト・シャーク・ムービーを作ること、でしたね」

――メガロドンは200万年前に実在していたそうですが、化石はあっても誰も見たことがありませんよね。その姿についてどうやってイマジネーションを膨らませましたか?

タートルトーブ監督「まず私が決めたことは、メガロドンの姿をホオジロザメを20メートルに引き伸ばしたようなものにはするまいということです。膨大な資料を読み、科学的なリサーチをして、かつて実在したメガロドンの姿を正しくあるように探求したのです。生物学的な観点から言ってもね。そしてそれをフルCGで映像のなかに作り上げたのです」

――フルCGということは、俳優たちはメガロドンの姿を知らずに演技していたわけですね?

タートルトーブ監督「ええ。な~んにもいないところで演技してもらいました。みんな、”メガロドンがいないのにどうやって俳優は演技をしているの?”と思いますよね。でも俳優というものは見えないものを想像することに長けているんです。どんな役でも、どんな物語でも、その背景に想像を膨らませて演技をしますよね。演技というのはどれだけ想像を膨らませられるかなんですよ。しかしまあ、出来上がった映像を見てみんな呆気にとられていましたよ(笑)。さすがにディテールまでは想像がいたらなかったようですから、みんな大興奮状態でしたね!」

拳銃もカーチェイスも抜きの新しいジェイソン・ステイサム

――ジェイソン・ステイサムが演じる主人公のジョナス・テイラーは、凄腕だけれど超人ではない、深海レスキューダイバーですよね。このキャラクターを成立させるのはなかなか難しかったのではないでしょうか?

タートルトーブ監督「私たちの解釈したジョナス・テイラー像もありますけれど、キャラクター像の基本となっているのはやはりスティーブ・オルテンの原作小説『メガロドン』のジョナスです。クリーチャーに負けないくらいの人間である必要があったのはたしかですが、人間的で、ユーモアがあってというのは大事なポイントでした。はっきり言って普通の状況じゃないですよね。そんなクレイジーな状況を乗り越えられる人間として、適任だったのがジェイソンだったというわけです」

――ジョナス・テイラーは、かつて唯一メガロドンを目撃し、その生存説を訴えていた男でもありますね。彼にとってメガロドンの発見は悲願でもあったわけです。

タートルトーブ監督「ジェイソンは超人的なヒーローを演じられる俳優でもありますが、今作で重要だったのは彼が人間らしい男であるということです。進化してきた人類が、現代において、古代から存在するものに対峙する。ジェイソンが素晴らしいアクションを見せてくれることは分かっていましたが、体力を超えた情熱をもってしてこのクリーチャーに対峙する姿というのを描きたかったんです」

――ジェイソン・ステイサムにとってもかなり手応えのある役だったのではないでしょうか?

タートルトーブ監督「ジェイソンはジョナスを演じる機会をとても喜んでくれました。彼はスキューバダイニングが好きで、海に潜ってサメに餌をやったこともあるようです。だから、サメのいる海に潜るという状況を肌で知っているんですよ。そしてアクションスターとしての彼のスキルも活かせる。拳銃もカーチェイスも抜きの新しいアクションです。だからこそこの企画をすごく気に入ってくれたみたいですよ!」

作品概要

『MEG ザ・モンスター』
9月7日(金)全国ロードショー

<ストーリー>
人類未踏の地とされる「マリアナ海溝」を超える深海が発見された。沖合に海洋研究所を構えた探査チームが最新の潜水艇で深海へと繰り出す。生物がほとんど存在しない冷たい深海の海域を超えると、そこには温かな海域が存在し、幻想的な未知の生物世界が広がっていた。
世紀の発見に心を躍らす研究チームだったが、巨大な“何か”に襲われ、身動きがとれなくなってしまう。
深海レスキューのプロである、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)を救助に向かわせるが、彼の目に飛び込んできたのは200万年前に絶滅したと思われていた実在する巨大ザメ“メガロドン”だった―!!

監督:ジョン・タートルトーブ『ナショナル・トレジャー』 原作:スティーヴ・オルテン「THE MEG」
出演:ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、マシ・オカ ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画 宣伝:スキップ 公式サイト:www.megthemonster.jp #MEGザモンスター
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/113分/原題:THE MEG/映倫:G指定

(C) 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., GRAVITY PICTURES FILM PRODUCTION COMPANY, AND APELLES ENTERTAINMENT, INC.

レイナスの記事一覧をみる

記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy