BlackBerry KEY2(国内版)を早速使ってみた。 端末は持ちやすくてキーボードもかなり打ちやすくなっている
いよいよ 9 月 7 日に国内でも発売される「BlackBerry KEY2(BBF100-9)」を一足先に入手したので、ファーストインプレッションという形で国内版を使用した感想を述べさせていただきます。
国内では TCL コミュニケーションの国内正規代理店「株式会社 FOX」が KEY2 の販売を行い、今回は FOX 社のご厚意により KEY2 の国内版をサンプル提供していただきました。
サンプル品ということで製品箱は真っ白な化粧箱だったのですが、中身は製品版なのでご安心ください。
■ BlackBerry KEY2 スペシャルサイトURL : https://blackberrymobile.jp/key2/KEY2 をご存知でない方にこの機種の特徴を簡単に紹介しますと、Android ではとても珍しい物理キーボードを搭載しており、PC のように文字が打てます。
また、様々なプロテクション機能やルート化できない作りとなっているので Android の中では安全性に長けており、ビジネス利用にも適しています。
スペックや特徴などの詳細はこちらの記事をご覧ください。
私は昨年発売された前モデル「「KEYone」を使っていましたが、KEY2 を実際に使ってみて見違えるほど物理キーボード端末が使いやすいと感じるほど改良されているな、と思いましたね。
私が KEYone に対して抱いていた不満は、端末は持ちやすいが太くて画面のタッチがしづらく扱いづらいこと、物理キーボードは少し押しづらくて、結局仮想キーボードを表示していたこと。
使い続けるとかなりもっさりすることです。
KEY2 は、私が KEYone に対して抱いていた不信感の殆どを払拭してくれる機種でした。
端末は薄くて軽くなり、剛性もアップまず最初に思ったのが洗練された筐体です。
KEYone の筐体は鼓形ボディで手によくフィットしていましたが、KEY2 では厚みと重さが減り、また、フレームの形状やキーボードより上がガラスパネルで覆われるなどの構造の変化によって、剛性もかなり良くなっています。
なので、ポケットに入れても KEYone ほど重量感は感じませんし、なにより、画面のタッチ操作が格段にしやすくなったように感じます。
一見すると KEYone と同じフォームファクターでもかなり改良されているので、私と同じような不満を KEYone に抱いていた方は、KEY2 に期待して良いと思いますよ。
お飾りのキーボードから打てるキーボードに次は物理キーボードが打ちやすくなり実用的になったところです。
個人的に、KEYone では文字が打ちづらくて仮想キーボードを使って文字を入力していましたが、KEY2 ではキーの縦サイズが 20% 拡大したためサイズ的に打ちやすくなったのですが、他にも各キーがグラつかない作りに変わり、キー表面の仕上げ方もマット仕上げに変わったおかげで文字を打ち始める位置がパッと見で分かるようになり、キーボードを使う時に感じていた抵抗感がかなり軽減されました。
私は KEY2 で仮想キーボードは使っていません。
いつでも物理キーボードで文字を打っています。
KEY2 はそれが出来る端末です。
デュアルカメラでは背景ぼかしや光学ズームが可能デュアルカメラも KEY2 で特出すべき点です。
LG G7 ThinQ のようにカメラを切り替えてズームできる仕組みです。
光学ズームは 2 倍です。
例えば、スタジアムのスタンド(場所は中段です)からコート中央の選手たちを撮影すると、普通のスマホカメラなら細部がボケたり、エッジがエンボスをかけたように乱れますが、KEY2 だと次の写真のように比較的綺麗に写せました。
デュアルカメラによってカメラパフォーマンスも向上した他、背景をぼかす「ポートレートモード」も利用できます。
また、マニュアルモード、スローモーション動画撮影、パノラマモード、4K 撮影は可能ですが、モノクロ撮影、ライティングエフェクト、AR 絵文字、AI フィルターといった他社のフラッグシップで定番となっている最新のカメラ機能はサポートしていません。
まあ、KEY2 のカメラ機能は必要十分なレベルだと思いますよ。
もっさりから解放?表面的な部分から内部に移りますと、まず感じたのが性能のアップですね。
プロセッサが中~上位モデル向けの Snapdragon 660 にアップグレードされ、RAM も 6GB に増えました。
全体的な性能は向上しています。
KEYone(少なくとも 3GB RAM モデル)は少し使用するともっさりすることが多いと思いますが、今のところ、KEY2 でそのような現象には遭遇していません。
本記事で紹介しているブラックカラーはシングル SIM バージョンです。
内蔵ストレージの容量は 128GB もあります。
Micro SD カードもサポートしているのですが、この容量なら SD カードは必要かもです。
また、4K 動画のフォーマットでは H.265 をサポートしているので、多少長く 4K 動画を撮影したとしても、ストレージ容量は全然気にならないと思います。
国内版ならではの要素が LTE Bnad 18 や au VoLTE に対応している点です。
もちろん、ドコモやソフトバンクの SIM にも対応していますが、UQ mobile を始めとした au 系 MVNO の格安 SIM でも音声通話とデータ通信の両方が使えて便利です。
また、電波の掴みや受信の感度も少し良いようです。
同じ UQ mobile の SIM カードを挿して使っていた Essential Phone よりも立つアンテナの本数が 1~2 本多かったです。
バッテリー容量は KEYone から大幅に減っており、この点は気になるところです。
しかし、この一年間で OS やハードウェアの電力消費は改善しており、減った分がそのまま使用時間に影響するわけではありません。
それを実地テストで確認しました。
とある日の 15 時からフル充電の状態で使い始めたところ、翌日 1 時の時点で残量は 67% でした。
この日はレベルファイブスタジアムで J リーグの試合を観戦してきたので、Google マップや Facebook、カメラを頻繁に使用しました。
それでもこの残量とは、結構長持ちじゃないですか? 写真の KEY2 はその後も充電をせずに、丸一日使った後の状態を撮影しています。
余談ですが、私はブルックス時代からのアビスパファンで、子供の頃にはブルックスのサッカー教室によく参加していたものです。
そういえば当時、永井兄弟やマラドーナ(ディエゴの弟)が在籍していたような・・・、懐かしいですね。
KEY2 をみればディスプレイが小さいのは明白です。
4.5 インチなので 6 インチ台が主流の現代のスマホと比較すると、画面の見やすさはそれほどよくありません。
それでも、フォントサイズや表示サイズを拡大すれば普通にアプリの表示は見えるので、私のように目が悪い方でも十分実用的な機種だと思います。
私はフォントサイズを最大にして使用しており、表示サイズは変更していません。
KEY2 の弱点といえば今紹介したディスプレイの小ささくらいでしょう。
しかし、ディスプレイサイズはあくまでも仕様であり、既に分かりきっていることなので、設計が弱点となったということではありません。
それ以外に弱点が見つかりましたらレビュー記事でお伝えします。
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