【動画あり】グリー決算発表の質疑応答でコンプガチャに対して質問攻め 回答は「コメントできない」の連続

本日15時より六本木アカデミーヒルズにて、『GREE(以下、グリー)』の決算発表会が行われた。先日報道された「コンプガチャ」の一件の影響か、大勢のマスコミが押し寄せ、会場は報道陣で埋め尽くされていた。ガジェット通信もこの決算説明会に行ってきたのでその模様をお届けする。

登壇したのは代表の田中良和氏、副社長の山岸広太郎氏、コーポレート本部長の島竜太郎氏の3名。開場と同時に田中代表は「先日の発表は承知している。発表されたこと以上のことはコメントを控える」と既にグリー側も認識している旨を表した。その後は今後の取り組みと未成年ユーザーに対する課金制限、RMTの対策などが発表され質疑応答となった。

今回はその質疑応答を主に紹介したい。質問は各メディアが行ったもの。

-景品表示法のことについて承知しているとのことですが、松原大臣が聞き取り調査を行いたいと、その上で判断したいと言っていたのと、極めて射幸心があることは間違いないと、そのように言っていることについて。
回答:現在、消費者庁と連絡を取らせて頂いておりまして、詳細についてはコメントを控えさせて頂きます。なんらかの意見を頂いたら真摯に対応したいと思う。

-有料課金というビジネスモデルは見直していくのか。それともこのままなのか。
回答:我々としてはより多くの方に安心して利用して頂くのが一番重要であると思っておりまして。端的には利益ではなくてユーザーに安心して頂けるコンテンツを作ること。その目的の方法論を模索している。

-ゲームは面白い物もある、一方で射幸性を煽(あお)る。厳しい見方ではパチンコのようだという指摘もある。ゲームと射幸性のバランスは。
回答:現時点では射幸性を煽(あお)るということは目的としていない。世の中の意見に耳を傾けながらどうしたら良いか考えていきたい。

-コンプガチャをやめるとなった場合、どれくらいの影響があるのか。売り上げの何パーセントダウンするのか。それをカバーする方法は。
回答:データに関しては開示しておりません。コンプガチャが完全に禁止になった場合でも、ユーザーに受けるサービスを展開していくことで売り上げを上げていく。

-コンプガチャをやめたら売り上げの8割がなくなるとも言われているが。具体的に開示してほしい。
回答:売り上げの詳細については詳細は控えさせてもらう。ガチャ自体がどうこうということではない。

-まずコンプガチャを規制後にガチャそのものも規制されるのではと言う見方が出てきているが。
回答:それぞれ適切に考えているので自主的に自分たちでできることをやりたい。

-消費者庁に言われたらやるという流れですが、自身で規制すると自浄能力が感じられない。
回答:消費者庁さんとも話合っているところなので法的見解については控えさせていただく。

-仮に返還訴訟も出てくると思うが。
回答:仮定の議論ですのでコメント差し控えさせて頂きます。

以上の様に質疑応答では「コンプガチャ」についての質問が多かった。回答は慎重になっているようで控えめなコメントが多かったようだ。回答者は田中代表、山岸氏、島氏の3名。

※質疑応答は一部割愛、要約しております。

【ニコニコ動画】グリー決算発表会の質疑応答動画(5月8日)

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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