座席をリクライニングする権利について改めて考えてみる。

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飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。

飛行機の座席って気を使いませんか?

飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。
普段ビジネスクラスにしか乗らない方、どうぞこの記事は無視してくださいね。背もたれがフルフラットになったりする座席しか知らない方にはこの記事はちょっとわかりにくいと思います。

例えば全日空のボーイング777-300ERは、総座席数265、250、212の3種類の座席配置があります。総座席数250の場合、エコノミーは166席で、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストの3クラス合わせて84席です。そうなんです、エコノミークラスの座席のリクライニングは、飛行機に搭乗した2/3の乗客の問題、つまりたいへんメジャーな問題なんです。

座席をリクライニングする権利

飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。
全ての乗客それぞれに与えられた1席。その座席をリクライニングする権利はもちろん誰にでもあります。前の人がリクライニングしてきた時に、元に戻してくれと頼んだことはありますか。普通はないかと思います。

前の人が座席を倒してくれば、自分の目の前の空間がぐっと狭くなります。できることと言えば、自分もリクライニングすることくらいしかないのです。なにしろ座席の前後幅が狭いエコノミーですから、しょうがないんです。

食事の際は背もたれをお戻しください!

飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。
でもたった一つの例外があります。それは食事の時です。背もたれをもとに戻さなければいけないという、暗黙のルールがあるのです。

もしも食事の提供が始まっても、自分の前の席の人がリクライニングしているままなら、CAさんにちょっと目くばせ、またはジャスチャーで、「この前の人の背もたれでちょっと食べにくいんで、ちょっと言ってもらえませんか」と無言で要求しても、CAさんはちゃんと伝えてくれます。直接言うよりも、よっぽど気が楽ですよね。

問題はリクライニングだけではないのです。

飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。
そして背もたれって、実はリクライニング以外にも問題があるんです。

飛行機が離陸して、最初の食事が終わって、さぁちょっとゆっくり寝ておこうかなと座席を倒します。しばらくすると腰の上あたりに違和感が。。。

そう、後ろの席の人が、座席に足を突っぱねるようにしてることがあるんです。背もたれの向こうから、ムニムニっとした感覚。マッサージチェアならツボを押さえてくれて気持ちいいんですが、そんないい感じじゃありません。

これは直接言うしかないのでしょうか。でも、証拠を押さえるのも一苦労なんです。後ろの席の人がどうしているのか振り返ってみるのも勇気がいります。そんな時には、手を使って、例えば握りこぶしで押し返してみるのもいいかもしれません。むこうからこっちに押してくるのがわかるのですから、こちらから押し返したら気づくに違いありませんよね。

モニターの感度が悪い場合

飛行機の背もたれ使用の世界標準?!これを押さえてトラブル回避。
さて、長距離を運航する路線の場合、タッチセンサーがついたモニターが、目の前に、つまり前の人の背もたれの裏についていることが多いと思います。コントローラーもついていて、タッチセンサーでもコントローラーのどちらでも操作できる場合もあれば、タッチセンサーだけという場合もあります。

しかし、ごくたまに、タッチセンサーの感度がどうもよろしくない、または自分の指との相性が悪くてうまく操作できないことがあります。反応が悪くてあれっと感じたり、何度もトライするのにスムーズに操作できないとイラっとしてしまうこと、あると思います。そしてその結果、指をギューッと強く押し当てたり、トントントンと連打したり。

でもこれ、もし自分が後ろの席の人にやられたら、身勝手ながらちょっと嫌な気分になってしまいます。不意にグッと押されたり、妙なリズムで連打されたりしたら落ち着きませんよね。

モニターの感度が悪い場合、強く推しても、連打しても解決にはならないので、そっと押しなおして、それでだめだったとしても根気よく静かに押しなおすようにしたいものです。

さて、飛行機の座席、特に背もたれのマナーですが、食事の時間以外では実際自分がやられたらどうかなということで自己判断していかなければいけない場面も多いと思います。狭い機内、特に狭いエコノミークラスでは、お互い思いやりの気持ちで快適に過ごすようにしたいですよね。

[All photos by Shutterstock]
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