超特急、豪華ゲストを迎えた【“超”超フェス】2日目レポート到着<前編>

超特急、豪華ゲストを迎えた【“超”超フェス】2日目レポート到着<前編>

 ニュー・シングル『Jesus』を2018年8月8日にリリースし、同日より主催イベント【“超”超フェス】を開催していたダンス&ボーカルグループ・超特急が、その最終公演を翌8月9日に行った。

ライブ写真(全8枚)

 初日にはPUFFY、コロッケ、DAIGOが出演し、エンタメ性満点のステージで客席を湧かせた本イベントは、年代もジャンルもバラバラな“超”ゲスト陣と超特急との化学反応が最大の見所だ。この日もベリーグッドマン、DJ和、FLYING KIDSと、一見、超特急とは接点の見つからない面々を迎えつつ、だからこその新たな出会いと刺激で、会場の東京国際フォーラム・ホールAを埋め尽くした5000人を沸騰させた。

 イベントのテーマである“超”夏まつりに則って、ステージに設置された巨大な祭やぐらに超特急の6人が姿を現すと、「【“超”超フェス】2日目始まりました。皆さん楽しんでいきましょう!」というカイの号令から「Jesus」でライブをスタート。発売直後の新曲にもかかわらず、8号車と呼ばれるファンと共に踊り、客席を揺らしまくるその浸透力の高さは驚くばかりだ。また、初日とは柄違いの涼やかな甚平を着用してのパフォーマンスも、夏祭り感満点で実にレア。「男性!」「女性!」「お子さん!」と呼びかけるユースケの元気印も相まって、彼らの若さとパワーを引き立たせる。

 お祭りでの好きな屋台について6人がトークし、リーダーのリョウガが「この【“超”超フェス】を人生というくくりの中で一番の祭りにしていこうぜ!」とキメる間に舞台上ではセットチェンジが。ズラリと楽器が並び、“超”ゲストのトップバッターを飾ったのは30年のキャリアを誇るファンクバンド・FLYING KIDS だ。両手を高く掲げてのクラップから「ラッセーラ」を勢いよく届けると、客席ではカラフルなペンライトが軽快にリズムを取ってゆく。やぐらに紅白幕&提灯が彩るにぎやかなステージに、ツインギターのバンド編成+コーラス、キーボード、パーカッション、サックスのメンバー9人が並ぶ様は非常に壮観。さらに大所帯から繰り出される分厚いファンクサウンドと情熱的なラテンのノリは、直前のMCでカイが「リハを観て鳥肌立った。ユーキと『カッコいいな!』って、ずっと言ってた」と語っていたのも納得の味わい深さ。「大人の階段を上りすぎた俺たちだけど、もっと盛り上げてね」と呼びかけたボーカルの浜崎貴司に、8号車も大声援で応えてみせる。「ファンキースター」ではエモーショナルなサックスソロに続き、アロハシャツに着替えた超特急のダンサー陣が順にソロダンスで魅せたあと、やぐらに揃って踊る下で浜崎貴司とタカシの“Wタカシ”が交互に歌うという、なんとも贅沢なコラボレーションも。フェイクを交えてブルージーなノリを醸すタカシは、FLYING KIDSの熟したお洒落感とも意外なほど相性が良く、彼の新たな可能性を垣間見せた。そして「平成の間に歌い続けた曲を」と、平成2年に発表したデビュー・シングル「幸せであるように」で会場に優しさと幸せの波動を贈り、94年のヒット曲「風の吹き抜ける場所へ」で爽やかな夏風を薫らせてライブを締めくくり。右へ左へ大きく揺れるペンライトが、超特急メンバーの内4人が生まれた年のCMソングを彩るという光景も、まさしく【“超”超フェス】だからこそのものだ。

 次なるゲストはDJ和。やぐらの最上段に設置されたDJブースに現れ、「一緒に今日は夏を楽しみましょう。よろしくお願いします!」とT.M.Revolutionの「HOT LIMIT」を鳴らせば、一瞬でペンライトを振り上げる8号車に「皆さん優秀ですね」と顔を綻ばせる。さらにWhiteberryの「夏祭り」やORANGE RANGEの「上海ハニー」、B’zの「ultra soul」と誰もが知るナツ曲を連投して、自らもフリを先導しながら客席のペンライトと声を自由自在にコントロール。また、湧き上がる合唱に「もっと!」と煽る彼はアニメソングを使ったDJとしても活躍しており、『とっとこハム太郎』や『けものフレンズ』の主題歌等、アニソンも多数プレイしてゆく。そこでアニメ『ラブライブ!』よりμ’sが歌う「夏色えがおで 1,2,Jump!」が流れ出すと、熱狂的ラブライバーとして知られるリョウガが舞台上手に現れて、バンダナ&メガネにリュックを背負ったオタクスタイルでイキイキと全力ダンス! 加えて下手からは同じスタイルのユーキも客席通路に飛び出し、オーディエンスに向かってアニメ『化物語 まよいマイマイ』のオープニング曲「帰り道」をキュートに腰を振って踊りまくる。続いてボカロ曲の名作「千本桜」のイントロが流れるや、ユーキは通路を疾走してリョウガと合流し、「DJ和どの!」とやぐらに上ってオタ芸を炸裂。UO(ウルトラオレンジ)を振り回す二人のアクションもキレがハンパなく、曲が終わると「気持ちよかったでござる!」と達成感を露わに。DJ和というアーティストとメンバーの趣味が合わさった【“超”超フェス】ならではのスペシャルコラボは、この日一番かもしれない盛り上がりを呼んで、会場を黄色い悲鳴で満たした。<後編>へ続く。

写真:米山三郎、深野輝美、冨田望
文:清水素子

◎リリース情報
シングル『Jesus』
2018/8/8 RELEASE
<通常盤>
ZXRC-1156 1,111円(tax out.)

◎公演概要
【BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH】
<埼玉>
日時:2018年12月7日(金)開場17:00/開演18:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
<大阪>
2018年12月26日(水)開場17:00/開演18:00
会場:大阪城ホール
2018年12月27日(木)開場17:00/開演18:00
大阪城ホール

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