【上海 最新レポ】 使いこなせば便利な「地下鉄」 地元ルールにご注意

上海市内と郊外に縦横無尽に張り巡らされているような、地下鉄の路線。現在「16号線」まであって、まだまだ工事中の場所も。路線図から自分が行きたい駅を探すのも一苦労、しかし駅を間違えるとここは中国、たった1駅でもとてつもなく離れていることもあるので注意が必要です。
中国の地下鉄は以前、乗客の「マナー」が問題でした。しかし今は駅もきれいに、車両もきれいになって、ホームにはちゃんと整列して乗り降りするようにという注意書きもあるので、だんだん改善されてきたような気がします。
しかし、整列乗車を守らない乗客は未だに多いです。乗る時は躊躇せず乗る、降りる時は着く前に必ず開くドアの前に立っておくのが鉄則です。つまり、降りる人と乗る人はほぼ“同時”、譲り合うという国民性は皆無に等しいので、混雑時の乗り降りはある種の戦いです。車内やホームで違法の“物売り”もいまだ突如出現します。

最近、ホームに続々と「ドア」が設置されています。しかしこれもなかなか曲者です。日本だと到着する車両がキッチリ停まるのが常識ですが、中国は停まる位置があいまいなこともあって、半分ほどのところで停車してそのままホームドアも車両のドアも開き、半分のスペースで乗客が乗り降りしなければいけない事態も起こります。
そして、中国の地下鉄は、改札を入る前に必ず空港のような「手荷物検査」があります。空港ほど厳重ではないものの、手荷物は必ずX線に通さなければいけません。最初は面倒でも何度か利用すると慣れます。
それでも上海の地下鉄は安く移動できる手段なので、乗りこなすことができればとても便利です。
(Written by AS)

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