運動ギライにこそおすすめしたい。みなかみでラフティング&ツリーイング!
自分の好き嫌いは、自分が一番よくわかっている。と、思っていた。
アイドルと、テレビと、お酒が好き。体を動かすこと、スポーツ、運動が嫌い。と、思っていたのに。
東京からたった1時間弱の場所に、そんな価値観を大きく揺るがす、素敵な体験が待っていました。
さて、なんだか大げさな導入になってしまいましたが、今回は群馬県・みなかみに、アクティビティを満喫する女子旅に出かけます!
泳げなくても大丈夫……?ラフティングに挑戦!
JR東京駅から上越新幹線「とき」に乗り込み、JR上毛高原駅までは約1時間。とっても近いので、昼出発でも余裕な、ゆったりスケジュールで旅の予定を組めるのもうれしい。
今回の女子旅のお相手は、友人のモデル・小口桃禾。
あの、先に白状しておきますね。私も小口さんも、とにかく運動神経がございません!
まず2人とも泳げない。そして、自転車すら乗れない。
そんな我々でも、アクティビティを楽しむことができるのか!? 今回は、体を張った実験企画でもあるのです。
一抹の不安をよそに、上毛高原駅に到着。そこからバスに乗って、25分ほどでJR水上駅へ。
今回お世話になるのはジャグスポーツ!さん。水上駅から無料送迎(要予約)があり、15分ほどで集合場所に着きました。
さっそくラフティングに挑戦します。激流を下る、あれです。
(ねぇ、さっき泳げないって言ったよね!?)
ウェットスーツに着替えたら、スタート地点へ。
ここで早くも、私たちの緊張はピークを迎えます。見よ、この不安げな表情……。
川に入る前には、こぎ方などの講習があります。万が一落下した時の対処法も教えてもらえるので安心! のはずなのですが、教えられれば教えられるほど「いや、落ちるの確定ですやん…」と凍りつく我々。(何度も言うけど、2人とも泳げないからね!)
こわいけど! やるしかない! というわけで覚悟を決めて、いざ出発!
水上ラフティングは、季節によって下る距離や遊び方が変わります。4~6月は雪解けにより増水した川で、迫力のラフティングを。夏の時期は水量が落ち着き、ラフティングだけでなく高岩ジャンプなどの川遊びもたっぷり楽しめるんだそう。
取材時は6月初旬。水上峡・諏訪峡の2区間、約8キロのコースを下っていきます。
「前半は緩やかなので……」というガイドさんの言葉に安心したのも束の間……
3枚目の写真、もはや写ってないじゃん。
くそっ、だまされた! 私たちにとっては、ちっとも緩やかじゃない! でも……
水をかぶった瞬間、不思議と、今まで感じたことのない気持ちが芽生えてきたのです。
水、めちゃくちゃ気持ちいい……!
ラフティング、めちゃくちゃ楽しい!!!!
自分でも信じられないのですが、川を下っている間、ほぼずっと「楽しい!」と叫んでいた気がします。もちろん急流に向かっていく怖さもありますが、そのスリルがまたクセになる。
気づけば川に飛び込み、頭から水をかぶって、子供のように大声を上げてはしゃいでいました。
ゴールまでは約1時間。楽しすぎて、体感は20分!
最後は、お世話になったガイドさんたちと記念撮影。
アクティビティを安全に満喫できて、心から楽しいと思えたのは、間違いなく皆さんのおかげ!
ガイドさんについての記事を書きたいくらい、本当にみんな楽しくて良い人たちなんです(笑)。
水上でラフティングをするなら、断然、ジャグスポーツ!をおすすめします。予約はこちらから!
女子にうれしいお宿でのんびり
心地よい疲れを癒やすため、「豆富懐石 猿ヶ京ホテル」に宿泊します。ジャグスポーツ!から宿へは、タクシーで40分ほどです。
客室から一望する赤谷湖や、源泉かけ流しの露天風呂、ヘルシーな豆富料理を楽しめる女子旅にぴったりのお宿でまったり。
1日の最後は、旅の醍醐味、部屋呑みしながら今日を振り返ります。
「あなた、前日めちゃくちゃ嫌がってたよね。」
「わかる。今日で、ちょっと水を好きになった気がする」
「ボートからも、なんとか落ちなかったし!」
「必死で踏ん張ってたから、若干脚が痛いけどね(笑)」
「たしかに。脚だりぃ。寝よ」
そんなこんなで1日目終了。明日もよろしく。
地上10mで絶景ティータイムを堪能
2日目。チェックアウトを済ませたら、バスで上毛高原駅へと向かい、そこから15分ほどタクシーで移動し集合場所へ。この日は、地上10mのツリーイング(木登り)を体験します!
木登りというと、猿のように木にしがみついて登るイメージですが、今回お世話になった猿山-モンキーマウンテンさんでは、林業などで用いられる「ダブルド・ロープ・テクニック」という手法を使用し、脚の力で登っていきます。
この日もやはり、不安な表情を隠しきれず。
でも、ガイドさんの丁寧な説明によりロープの使い方を理解すると、だんだん「やってみたい!」という気持ちが。
2本のロープを交互に使い、上へ上へ。自分のペースで登れるので、運動神経が悪くても問題ありません。利根川を望むロケーションも最高で、すぐにこの笑顔。
地上6mまで登ったら小休止。この時点でかなりの高さですが、ゴールまであと少し! 下は向かないことをオススメします!(笑)
20分ほどでハンモックに到着。ガイドさんの指示に従って、寝そべっていきます。体勢がしっくりくると、ゆらゆら揺れるハンモックが最高に気持ちいい!
さらに、このハンモックの上ではなんと、ティータイムを楽しめちゃうんです。
豊富なドリンクメニューに
おいしいチーズタルトまでついてきます。
「気持ちいいな〜。」
「なんか眠くなってきちゃった」
「わかる。ていうか、このタルトおいしくない?」
「おいしい!!」
地上10mのハンモックに揺られながらのガールズトークは、かなりレアな体験です。
最後に、ガイドさんが「特製の“でか”ブランコをやってみませんか?」と。
振り幅8mのブランコは、大自然の中に飛び込んでいくような爽快感!
楽しすぎて「帰りたくない」と泣きだす子どももいるんだとか。大人だから泣かないけど、ちゃっかり2回やっちゃいました。ツリーイング体験の予約はこちらからできますよ。
ハンモックで食べた「みなかみ焼きたてチーズタルト」は帰りに購入できるので、お土産に。
「これ地上10mで食べたんだよ」って、みんなに自慢しちゃお。
さらに、ラフティングもツリーイングも、体験後にはツアー中の写真データをもらえるサービス付き。非日常な写真の数々も、最高のお土産です。
最後は、上毛高原駅からすぐの「天丸」で昼食を。
30年続く老舗のおそば屋さんで、駅から近いこともあり、たくさんのお客さんでにぎわっていました。
挽きたて、打ちたての二八そばはコシがあり、疲れた体にツルッとうれしいノド越しです。
日笠「やっぱり、水がキレイな場所のそばはおいしいね」
小口「昨日のラフティングでかぶった、あの水か……」
なんて、旅の思い出を振り返りながらの食事は至福。おしゃべりは帰りの新幹線でも尽きることなく、あっという間に東京へと戻ったのでした。
今回、凝り固まっていた好き/嫌いの先入観を取っ払って、みなかみの大自然に身を委ねたら、特別で幸せな思い出がたくさんできました。
結論:泳げなくても自転車乗れなくても、楽しめるアクティビティはいっぱいある!
これからの季節、ますます楽しいみなかみのアクティビティ旅、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
関連記事リンク(外部サイト)
谷川岳の紅葉と温泉を満喫!はましゃかオススメ、秋の群馬女子旅へ
群馬・宝川温泉へのひとり旅。何もかもイヤになったら試してほしい
尾瀬の水芭蕉は今が見頃!梅雨のジメジメ知らずのさわやかな高原へ
【B.B.BASEの旅】サイクルトレインに乗って愛車と一緒に房総半島へ!
【関東の梅の名所へ】熱海梅園、偕楽園…早春の絶景を訪ねて
旅するメディア「びゅうたび」は、ライターが現地を取材し、どんな旅をしたのかをモデルコースとともにお届け。個性たっぷりのライター陣が、独自の視点で書く新鮮な情報を、臨場感たっぷりにご紹介します。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。