トイレ利用客の声をリアルタイムに集めるシステム、ヘルシンキ空港で導入

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サービス事業者や小売業者にとって、客の満足度を把握するのは大事なことだ。声を集め、分析して次のサービスなどにつなげることで売り上げアップや集客が図れる。

そうした視点に立ち、フィンランドのヘルシンキ空港でこのほど導入されたのが、トイレ利用客のリアルタイムフィードバックシステム。「トイレットペーパーがない」などの声にすぐさま対応したり、利用状況を把握して効率的な清掃作業をしたりというものだ。

・トラブルに迅速対応

施設を運営するFinaviaによると、このシステムはまだパイロット事業で同空港内のすべてのトイレに導入されているわけではなく、現在は19カ所に設置している。

トイレの手洗い場所の横にスクリーンが設けられ、客はその画面をタップして「トイレットペーパーがない」「床が汚い」といったトラブルを報告できる。

そうした報告は運営側にすぐに届き、トラブル報告が重なった場合などはすぐに対応することができる。

・清掃を効率化

また、このシステムでは利用状況の把握も可能となっている。Finaviaによると、利用が集中する時間に頻繁に清掃巡回することに役立てているという。

確かに、空港の建物は広く、そうした中のあちこちにあるトイレの清掃を限られたスタッフで行き届くようにするというのは簡単なことではないだろう。しかし、このシステムがあれば作業をぐっと効率化できる。

快適に利用できるトイレにすることで満足度が向上し、その空港のイメージアップにもつながりそうだ。

Finavia

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