第5世代移動通信システム「5G NR」の仕様策定が完了
国内外の通信機器メーカーおよび携帯キャリアは 6 月 14 日、 3GPP Plenary 会合において第 5 世代移動通信システム「5G」の標準仕様となる「5G NR」の策定が完了したことを発表しました。
5G とは、ITU/IMT-2020 と 3GPP Release 15 の要件を満たす無線通信技術のことで、1Gbps 以上のスループット、エンドーツーエンドで 1 ミリ秒の低い遅延、99.999% の高い稼働率を主な要件としており、既存の LTE 周波数帯(600MHz ~ 6GHz)と、新しいミリ波帯(24〜86GHz)の追加周波数を用いることで、最大 20Gbps のスループットをサポートしており、大容量の MIMO を使用することにより、ネットワーク容量を大幅に増加させています。
昨年 12 月には LTE と連携する 5G NR の機能を含む「ノンスタンドアロン 5G NR」の仕様策定が完了し、本日ついに LTE とは独立して動作する機能を含む「スタンドアロン 5G NR」の仕様策定が完了しました。
今後は世界標の準仕様として完成した 5G NR をベースに、各社でネットワーク作りや機器作りが進められていくことになります。
なお、今回の共同発表では、NTT ドコモ、KDDI、ソフトバンクをはじめ、China Mobile、アンリツ、Asia Pacific Telecom、AT&T、British Telecom、CAICT、CATT、China Telecom、China Unicom、Chunghwa Telecom、Deutsche Telekom、DISH Network、Ericsson、富士通、Huawei、Intel、InterDigital、Keysight Technologies、KDDI、KT、京セラ、Lenovo、LG、LG Uplus、MediaTek、Microelectronics Technology、三菱電機、NEC、Nokia、OPPO、Orange、パナソニック、Qualcomm、Rohde-Schwarz、Samsung、シャープ、SK テレコム、ソニーモバイル、Spirent Communications、StarPoint、住友電気工業、TIM、Unisoc、Verizon、VIAVI、Vivo、Vodafone、Xiaomi、ZTE など多くの企業が参加しています。
Source : 3GPP
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