見る者をひきつける新型アウディ A8は、まだまだ進化し続けている
▲フラッグシップサルーンの第4世代。標準仕様とロングホイールベースが用意された。まずはマイルドハイブリッド(MHEV)のガソリン&ディーゼルエンジン搭載モデルのみがラインナップされている
その「先進感」の決め手は技術力と柔軟性
躍動的なクーペ風フォルムが、まずひきつける新型アウディA8。この姿は、今後のアウディ・デザインの方向性を示しているという。
インテリアも同様だが、あるいはこちらの方がインパクトは大きいかもしれない。
従来、ジョグダイヤルや多数のスイッチで操作していたMMI=マルチメディアインターフェイスが、すべてを2枚のタッチスクリーンに集約したMMIタッチ レスポンスへと置き換えられ、がぜんミニマルな意匠へと変身したのだから。
誰もがスマホを使う時代の、最も親しみやすい入力形態は、確かにコレ。変化はまさに英断だ。
これまでこだわってきたアルミニウムだけでなく、熱間成形スチールやマグネシウム、CFRPなどを適材適所で使うことで車体の一層の軽量化、高剛性化を達成したのも、これまた英断。
柔軟な発想が進化につながっている。
乗り味はとにかく静粛で、滑らかで、パワフル。とりわけビロードの上をなでるようなその乗り心地にはうっとりとさせられてしまった。
将来的に、自動駐車機能や、車外からの入出庫が可能なガレージパイロット、さらには渋滞時のレベル3自動運転機能などの搭載が見えているだけに、自分で買う可能性は”今のところ”低い。
しかしながら現ユーザーの方なら、このデザイン、操作感、走りだけでも乗り替える価値はあるだろう。
▲レベル3の条件付き自動運転機能を採用。高速道路を60km/h以下で走行時に同一車線内での発進から停止までを自動で運転してくれるAIトラフィックジャムパイロット、スマホで車庫入れなどができるAIパーキングパイロットなどが準備された
▲フロントとリアアクスルを独立制御する新開発のダイナミックオールホイールステアリングをオプション。ロングの後席にはリラクゼーションシートも用意される
▲水平基調のデザインを用いたインテリアはよりシンプルな仕立てに。従来モデルより室内長が32mm拡大しているtext/島下泰久
photo/アウディ ジャパン
【SPECIFICATIONS】
■グレード:55 TFSI (3.0) quattro(本国仕様) ■乗車定員:5名
■エンジン種類:V6DOHCターボ ■総排気量:2995cc
■最高出力:340/5000-6400[ps/rpm]
■最大トルク:500/1370-4500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:5172x1945x1473(mm) ■ホイールベース:2998mm
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