榮倉奈々との夫婦役に「僕なら3年で離婚している」 安田顕が「勘弁してほしかった」撮影の裏側とは!?

dsc_0645

映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(6月8日公開)の李闘士男監督、W主演の榮倉奈々安田顕が21日、沖縄県内の劇場ミハマ7プレックス(中頭郡北谷町)にて開催された舞台挨拶に登壇した。

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」。2010年、『Yahoo!知恵袋』に投稿された伝説の質問をコミカルに実写化した本作。

dsc_0568

ある時はワニに喰われ、ある時は銃に撃たれ、劇中で15パターンもの死んだふりを見せる妻ちえ役を演じた榮倉奈々は、「(出演オファーを受けた時に)タイトルが長いと思いました(笑)。でも脚本を読んでみて、ユニークなタイトルから想像がつかないほど深いメッセージがあったというか、素敵な行間が描かれた映画だと思いました」とコメント。

主人公ちえとの共通点を聞かれると、「死んだふりをして旦那の帰りを待つ妻の役、という部分だけを切り取ってしまうと、まったく共感できる所はないです」と断言。「ただ、ちえさんの感情というか、夫に対して持つ愛情というのは普遍的なもので、素敵な方だなぁと思いました」と演じた役を振り返った。

dsc_0606

一方、死んだふりをする妻に困惑する夫じゅん役を演じた安田顕は、「撮影中はこの人(榮倉)が毎日、毎日、着替えるわけですよ。4日間くらいで死んだふりの全パターンを撮影しました。本当に勘弁してほしかった。もちろんこの人が一番大変なんだけど、それを見ているこっちの身にもなってみろって感じで、李監督を殺してやりたくなりましたね(笑)」と過酷な撮影現場に恨み節。

「もし僕が死んだふりをされたら無視ですね。僕だったら3年で離婚していると思います。本当に嫌で嫌で、帰してくれと思っていました。それが演技にも出ていると思います」と述べると、榮倉が「顔に帰りたいって書いてありました」と笑顔で指摘する一幕もあった。

dsc_0502

言葉で説明できない夫婦愛が描かれた本作について、李監督は「不器用なりにコミュニケーションを取ろうとした場合にどうなるのか。口で伝えるのではなく、死んだふりをする理由は、見ていただくみなさんの中に答えがあると思います」と、劇場公開に向けたメッセージを語った。

沖縄県内では4月19日から『島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭』が開催中。最終日となる22日には、那覇市のメインストリートである国際通りでレッドカーペットが予定されている。

『島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭』公式サイト:
http://oimf.jp/

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 榮倉奈々との夫婦役に「僕なら3年で離婚している」 安田顕が「勘弁してほしかった」撮影の裏側とは!?
よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。