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水のない水辺を感じる…知られざる暗渠の世界 初心者におすすめのスポットは?

水のない水辺を感じる…知られざる暗渠の世界 初心者におすすめのスポットは?
J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー『BEHIND THE SCENE』。この週は「発見!東京コロンブス!〜知らない東京がおもしろい〜」と題して新しい東京の楽しみ方を紹介しています。

4月18日(水)のオンエアでは、暗渠(あんきょ)の世界に注目。『はじめての暗渠散歩: 水のない水辺をあるく』『暗渠マニアック!』の著書もある暗渠ハンター、高山英男さんにお話を訊きました。

■暗渠とは?

聞き馴染みのない「暗渠」とは、地下に埋設したりフタをかけたりした水路のことです。高山さんに暗渠の定義を訊きました。

高山:厳密にいうと、地表にあった水の流れを地下に移し替えた設備のことを「暗渠」といいます。40年から50年前の東京はあちこちに小さな川がたくさんあったんですが、宅地化や再開発で多くが消えてしまいました。消え方もさまざまで、単に水路にフタをかけただけの簡素なものから、地中に大きな土管を埋め込んで緑道や公園にされているもの、水もろとも埋められてしまったものなど色々です。私は拡大解釈して、川や水路のあと全てを暗渠と呼んでいます。水の流れは途絶えても、まだそこには川の魂が残っている気がします。

■暗渠の魅力

高山さんが暗渠に魅せられている理由はどこにあるのでしょうか?

高山:身近でたくさんの「へえ」という驚きが感じられることなんです。それには3つありまして、ひとつは暗渠を発見したときの「へえ」という驚き。例えばこの近くだと広尾橋という交差点。橋というくらいですから川があったんです。笄川(こうがいがわ)という川にかかる橋がかかっていたとされています。二つ目は、学んだときの「へえ」です。地元の人に訊いてちょっと前の歴史を学ぶのも楽しいし、自分で得た気付きをまとめるのも面白いです。暗渠探しの手がかりを私たちは「暗渠サイン」と呼んでいますが、チャートを作るのも楽しいです。三つ目は、暗渠を鑑賞するときの「へえ」です。暗渠をじっくり眺めながら、もの思いに耽るのも楽しいんです。昔の川を想像しながら暗渠のほとりでお酒を飲んだり、ときには違うものに見立てたり。そんな鑑賞法も実は体系化しているのですが、だいたいこれを話すと半分呆れられます(笑)。

■オススメの暗渠スポット

独特な楽しみ方を教えてくれた高山さんに、オススメの暗渠スポットを教えて頂きました。

高山:初心者向けには、多くの暗渠は緑道として美しく整備されています。呑川緑道や北沢川緑道とか暗渠と意識せずに歩いていた方も多いと思いますが、「ここは川だったんだな」と思うだけでいつもと違う味わいの散歩になるんじゃないかなと思います。そんなところでお弁当を広げて「暗ピク(暗渠ピクニック)」なんかもいいかもしれません。

また、ちょっと気になりだした人向けには、「暗渠ハンティング」を勧めてくれました。先ほど出てきた笄川はおすすめだそうです。

高山:あとは渋谷駅周辺です。有名な渋谷川、実はあれは主流が10本ぐらい駅のほうに集まってきているんです。色々なタイプの暗渠が楽しめるので、私は渋谷は「暗渠のテーマパーク」だと思っています。
サッシャ:(笑)

高山さんは最後に「暗渠は魔法のメガネです。暗渠を通していつもの街をみると、まるで違った景色が見えてくるはずです。暗渠はどこにでもあるので、みなさんもお近くで暗渠を見つけて、水のない水辺を感じてみてください」と語りました。馴染みの道を昔の風景を想像しながら散歩してみるのもよいかもしれませんね!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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