弁護士による中学校のいじめ授業に賛否両論! 「大人の論理を教える必要がある」「罰では解決しない」

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文部科学省の統計によると、2016(平成28)年度の中学校におけるいじめの認知件数は71309件。76.5%の学校でいじめが起こっているという数字になっています。

なかなかこの問題が解決に至らない中、西田陽子弁護士(@wfsc_v)が司法試験に合格する前に見学した授業の内容についてツイート。さまざまな意見が飛び交っていました。

弁護士の中学生に対するいじめ授業を見学しましたが、「不法行為」「損害賠償」「場合によっては殺人罪」「見ているだけの人も責任を問われる可能性」と物騒な言葉が飛び交い、教室がシーンと・・・。

もっと早くに教えるべきだったのでは?「お友だちの気持ちを考えよう」じゃなくて・・・。

このツイートには「これは良い授業かもしれない」「こうした授業が全国で行われるとよいのに」といった反応が多数ありました。ある『Twitter』ユーザーは次のようにツイート。

イジメは歴とした犯罪、学校だから、まだ学生だから、は関係ないってことを若い内から教えるのは良いことだと思います。

一方で、「生徒は意味がわからなかったのでは」「人のこと考えられない人間は聞く耳を持たない」といった意見も上がっており。罰にフォーカスすることについて疑問を持つツイートも見られました。

引っ掛かる、特に最後の一文。相手の気持ちを慮る事も、いじめが罪に問われる不法行為である事も、どちらもちゃんと教えることが大事なのでは?
これまでの「相手の気持ちを」一辺倒ではいじめの蔓延を止められなかったんだけど、「罰を受ける、だからやめろ」とだけ教えるのが良い教育とは思えない。

「現実を伝える事も大事」「道徳でなく大人の論理を叩き込めばよい」という意見と「脅すことでは解決しない」という声が交錯していた弁護士によるいじめの授業。少なくとも、法的にはどのように扱われるのか認識させるというアプローチをするのは一定の抑止力になり得るのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/wfsc_v/status/985637439493439489 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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