新刊著者にきく:7月16日発売『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社)佐々木俊尚さん

仕事するのにオフィスはいらない

新刊本の著者さんにご自身の著書について語っていただきます。今回はジャーナリストの佐々木俊尚さんによる新著『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社)についてご本人におききしました。仕事といえばオフィスはつきもの。それがいらないなんて、どういうことなんでしょう?

■なぜこの本を書こうと考えたのですか?

ここ数年、私の周囲でオフィスを持たずに起業したり、あるいは個人事業主のままゆるやかなネットワークを作って仕事をするようなスタイルの人が次々と現れてきていて、これは新しい潮流になってきているのではないかと感じていたからです。そこでこのようなスタイルに「ノマド」という名前をつけて紹介してみようと思いました。

■この本の読みどころは?

具体的事例を豊富に取り上げていること、そして実際にオフィスなしでノマド的なワークスタイルを実践するうえでの詳細なノウハウを解説していることです。

■どんな人に読んで欲しいですか?

いまは会社に属しているけれども、今後はもっと自由なワークスタイルを実現したいと考えている若い人たちに是非読んでいただければと思います。
日本社会は変わり始めています。いまはまだ戦後社会の幻影を引きずっていますが、いずれはもっと自由でゆるやかに人々がつながる社会が間違いなくやってくるはずです。そういう新しい社会がどんなライフスタイル、ワークスタイルを生むのかをこの本からイメージしていただければと思います。

■佐々木さんは主にどのような場所でお仕事されているのでしょうか?

自宅。各所のスターバックス。あとは移動中の電車の中。

■ご愛用のデジタルガジェットはありますか?

ガジェットは実はあまり使っていないのですが、自宅で仕事をする時に欠かせないのはLogitechのdiNovo EdgeというBluetoothキーボード。Windows用とMac用を購入し、使っています。

■執筆中の気晴らしはなんでしょう?

料理です。一日二回、会食が入っている時以外は毎日食事を作っています。ロジックで頭が煮えてしまった時に、右脳的な料理づくりは頭の筋肉をほぐしてくれるように感じます。

■執筆中に聴く音楽があれば教えてください

ジャズとエレクトロニカ。最近よく聞いているのは、iTunesでも人気の『北欧スタイル スムース・ジャズ』というコンピレーションアルバムです。





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記者より:
以前、記者自身が佐々木さんから取材を受けたことがあったのですが(今回と逆の状況ですね)、その時佐々木さんは僕の話を聞きながらそのままノートパソコンにききとった内容を打ち込んでいました。インタビューしながら話の内容を頭の中で咀嚼して記録し、さらに次の質問も繰り出していくというのは、できそうでできない、すごいことです。実際、記者もマネしようと思ったのですが、まったくうまくいきませんでした。モバイルってこういう人のためにあるんだなぁと思った瞬間。
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深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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