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北村一輝が『プリキュア』で声優に初挑戦! 実は嘘をつくのが苦手!?「自分では完璧だと思っていても、なぜかバレる(笑)」

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俳優の北村一輝さんが『プリキュア』シリーズ最近作『HuGっと!プリキュア』をメインとした『映画プリキュアスーパースターズ!』(3月17日より全国公開)で初めて声優に挑戦!

北村さんは、今回プリキュアたちにの前に立ちふさがる悪役、世界を灰色に変えてしまう怪物「ウソバーッカ」を演じます。

意外にも声優初挑戦だという北村さんに、アフレコの感想や、子育て、子供たちへの思いなど聞いてきました!

北村一輝「声優のオファーをずっと待っていた」

――まず、オファーが来たときのお気持ちと周囲の反響を教えてください。

北村:オファーが来た時はすごく嬉しかったです。40代後半になり、50代に向けて新しいことにチャレンジしていきたいと思っていた所でしたので、初挑戦となる声優の仕事で、声をかけて頂き、さらに、『プリキュア』という人気のある作品でオファーいただけたことは、願ってもないチャンスでした。すぐにOKの返事をしました。

以前からよく家に遊びに来ていた友達の子供が“プリキュアごっこ”をしていたのを見ていましたので、とても人気があるのだろうということは知っていました。公開するのがとても待ち遠しいですね。

――北村さんが声優初挑戦ということが意外でした!

北村:本当ですか? 随分、待っていたんですけど、まったく話が来なくて、海外の映画やドラマの吹替えでも何でもいつもオファーを待っていますが、至って来ず……。だから舞台だけでなく、映画やドラマでももうちょっと滑舌良く喋った方がオファーが来るかな?と考えたこともあります(笑)。でもこれをきっかけに、もしかしたら声優のオファーが来るかもしれませんね! 声優は本当に面白いです、興味がさらに出ました。

――どんなところが面白かったですか?

北村:表現することが好きでこの仕事をやっていますが、声だけで表現することは、例えばゲームをやっている時に縛りをつけるような、「声だけでね」と制限された感じ。声だけならどうするか?と今まで使わない脳を使い「声だけだったらもう少し強弱とメリハリと……」といろいろ考える。これはいろんな角度から見て自分の仕事のプラスにもなりますし、やっていて楽しいですよね。まだ未知の部分が多いですので、もしチャンスをいただけたら、もっと練習もしたいし勉強もしたいなと思います。

――初めて声優に挑戦するキャラクターが人間以外ということで、また特に制限が加わっていますよね。

北村:セリフも似たようなものや、「ギョエ~」とか「ウワ~」とかね。「ギョエ~」が少し違うと言われた時に、どう違うんだ?と思って(笑)。全部が新鮮で楽しくて、どんな役だとしてもやれることが面白いですし、何役が来てもやりたいですね。

大人にとっての1時間は子供にとっての10時間、20時間に感じるかもしれない

――今回の役どころを教えてください。

北村:「ウソバーッカ」という、ウソばっかりついて人をおとしめる、人を闇の世界に引きずり込もうとするキャラクターです。子供が対象になっている作品でもあるので、悪と言ってもどちらかというと、いたずら坊主のような、少し憎めないところがあってもいいかなと考えました。加えて、子供がこれを見終わって“プリキュアごっこ”をやったときに、「ウソバーッカ」の役をしたいと言う子が出てくるように、真似しやすいようになども考えて作りましたね。

――今回の役作りについては何かされましたか?

北村:今回、映画のテーマとなっているのが、約束を守るということ。ウソバーッカは本物の悪や心底腐っているというよりも、どこかで寂しさがあるのかなとか、その気持ちから悪に行ってしまったとか、そう見えるように出来たらいいかなと考えてやりました。

――孤独感ということでしょうか?

北村:元から孤独だと思いますが、さらにそれが歪んでしまったような、寂しさや孤独から悪になってしまう。実際の子供でも、親に放っておかれて孤独からそうなってしまう部分もある気がしますね。それと似ていて、こういったアニメが世の中を代弁しているところがあると思うんですよね。大人が目を離していた1時間が子供には10時間、20時間に感じるくらい寂しいことかもしれない。だから孤独から悪に変わってしまったかもしれないけれど、ただ、優しさは残っているんじゃないかと意識してやりました。

――「ウソバーッカ」という同じセリフが多くて逆に難しいんじゃないかと思いました。

北村:そうですね、同じセリフを何度か言うのは、お芝居でもけっこうみんな難しいって言いますよね。「(同意を求める)な? な? な?」と3回連続で同じセリフがあったら、それをリアルに言うのは実は一番難しくて……。本当に気持ちを作らないとやっていけないんです。でも、今回は気持ちを作るにもウソバーッカの気持ち?とそこから考えて(笑)。監督に指示していただいたおかげでなんとか自分なりにはやりましたが、出来上がりが想像できていないので、僕も楽しみというか、ドキドキしますよね。

――今回声優初挑戦にあたって、何かアドバイスをいただいた方はいらしゃいますか?

北村:前に共演した俳優さんで、声優をやられていた方に聞いてみようと思いましたが、携帯が壊れて機種変更したら電話番号が全部なかったんですよ! 上手くデータを移せていなくて、今電話番号が前の半分くらいしか登録できていません。その肝心な人の番号が入ってなくて。高木渉さんに「何かあったときに連絡しますね」と言ったのに、電話番号消えてるわ~と思って……。だから聞けなくて自力で頑張りました。

――タイミングの悪いアクシデントで残念でしたね……。

北村:これを書いてもらえると、たぶん高木さんから連絡が来るんじゃないかな(笑)。

――今回声優に初挑戦したことで、俳優業に活かせるなと思ったところや、影響があると感じたところは?

北村:毎回すべての仕事が影響があると思います。経験していくことは体感すること。滑舌やメリハリであったり、セリフのスピードの調整など、普段のお芝居は自分自身でやるわけですけど、今回は普段とは違う、決まった秒数の中でセリフを言う経験が、どこかで活きているとは思いますね。それを経験してまた昨日とは違う明日になっていく。その中では大きな一日でしたし、すごくプラスになると思います。

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記者:

アニメや可愛いものが大好き。主にOtajoで執筆中。

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