T-Mobile、年内に米国30都市で5G整備、2019年に運用開始へ

大手通信サービスのT-Mobileは、年内に米国30都市で5Gを整備する。同社のCTO、Neville Ray氏がバルセロナで開かれたモバイル・ワールド・コングレスで方針を明らかにした。

実際には、5G対応の端末が発売されるのを待って、2019年からの運用開始となる見込みで、2020年までには全米で展開する方針。

・まずは4都市で

まずは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ダラス、ラスベガスの顧客が同社の5G通信を利用できるようになる。しかし、「最終的にはLTEと同じように、都市部だけでなく全国津々浦々まで5Gが行き渡るようにする」としている。

差し当たって600MHzの周波数から始め、今年中にはミリ波帯の整備に乗り出す。

・LAAをグレードアップ

また、免許不要の周波数帯を使ったLTE通信を可能にしているLAAをグレードアップさせるためのセルも2万5000個展開する見込み。これにより、通信の大容量化とスピードアップが図れるのだという。

もちろん5Gをめぐっては、T-Mobile以外のキャリアも着々と取り組みを進めていて、AT&Tは今年末にも次世代通信「5G Evolution」の商用開始を発表している。Verizonも実証実験を行うなど準備に余念がない。

米国、そして日本でも各キャリアが一番乗りを目指して競争がヒートアップしていて、5G時代はもう目の前にきているようだ。

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