貴族のたしなみ この3つの文化活動をしていればあなたも上級国民の仲間入り?
格差が拡大していると言われる昨今。上級国民と一般国民の間を隔てているのは出自や資産や学歴だけではないらしい。日本どころではない階級社会のイギリスでは、普段の生活の中でこれをやっていると「こいつ、上級国民か!」と思われる“鉄板”の文化活動があるという。
イギリスでおよそ1600人を対象に行われた調査によると、「オペラ観劇に行く」「博物館に行く」「映画館に行く」といった13の文化活動について「上級国民っぽいかどうか」を問うたところ、「オペラ観劇」では76%、「バレエ観劇」は72%、「美術展に行く」については50%の人が上級国民のたしなみだと考えていることが分かった。18~24才の若者世代に限ると、実に90%もの人が「オペラを観に行くやつは上級国民」だと思っているようだ。
この調査結果はあくまでも人々が抱く印象であって、上級国民が実際にこれらの文化活動をやっているかどうかは分からない。でもきっとイギリスの上流階級なら、フリフリのドレスを着た奥様が、手持ち棒の付いたオペラグラスを片手に「オホホ」「~ざます」とか言いながら毎週のようにオペラ観劇を楽しんでいるに違いない。……っていう貧困な発想が一般国民なんだなあ……(泣)。
回答結果は上位から、オペラ観劇、バレエ観劇、美術展に行く、温泉に行く、劇場に行く、博物館に行く、カジノに行く、レストランに行く、映画館に行く、音楽ライブに行く、お笑い観劇、ビンゴホールに行く、パブに行くの順。いずれの活動についても、回答者の年齢が上がるにつれて上級国民だと思う人の割合は下がる傾向にあるが、これは歳を重ねるほど古典や美術への理解が深まったり文化活動を楽しむ経済的余裕ができるためだと考えられる。オペラは生歌とオーケストラの生演奏による演劇で、5位のミュージカル(劇場に行く)とは区別される。温泉は水着で入る温水プールのようなところで、バースにあるローマ風の入浴施設が有名。ビンゴはハウジーとも呼ばれ、ビンゴシートを購入して遊ぶギャンブルの一種。
画像とソース引用:
https://yougov.co.uk/news/2018/02/09/what-are-poshest-cultural-activities/[リンク]
https://pxhere.com/en/photo/763907[リンク]
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(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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