『コカ・コーラ ピーチ』は桃味需要最盛期に向けて投下された史上初の桃味コーラ
世間は年明けからひな祭り(桃の節句)に向けて加速するようにピーチフレーバーの人気が高まるんだそう。そんな中、ピンクフェイスの桃イラスト入りボトルが印象的な『コカ・コーラ ピーチ』が登場。はてさてどんな味なのだろうか。
バレンタインに、桃の節句に! 飲み口はコーラだが舌に残るは桃の味と香り。通常コーラが男の子だとしたら、これは女の子!?
昔も今も、人によってはコーラの味を”薬臭い”という人がいる。そんな人にとっては桃のフレーバーが添加されたこのコカ・コーラシステム『コカ・コーラ ピーチ』(500ml・希望小売価格 税抜140円・2018年1月22日発売)は朗報となるのだろう。
惑星じゃありません、桃です。
記者はそうした薬臭い感じが、何とも好きなのだが、日本人的にはあまり人気がない模様。海外では鉄板フレーバーのさらに薬感の強い「チェリーコーク」も定着しなかったし、「ドクター・ペッパー」もまずいドリンクの代名詞とされることも多い(記者は大好きだが)。
1本分に換算すると、220kcalで糖質量は55g。カフェインも入っているので飲み過ぎに注意。
コーラの味わいは柑橘果皮をベースにバニラ、シナモンなどの香味料を加えてできるもの。そこに桃が入ってもおそらくそんなに違和感はないのではないかという先入観を持って、飲んでいきたい。
キャップをひねってプシュッとガスの抜ける音がして、香り立つのは確かにコーラなのだけれど、ピーチ感もある。もっとピーチピーチしているかと思ったが、五分五分の戦いなのがコーラ好きとしてはうれしいところ。
中身はピンクではありません。コーラ色。
グビッと飲むとコーラ感が口の中に入ってくるのだが、香りが膨らむ瞬間に桃のコーティングがされるような不思議な美味しさ。うん、レモンコーラよりも甘やかさが広がる分、美味しく感じる。レモンはコーラのクセのある風味を交通整理して単純化してしまって勿体無い気がするが、ピーチの味は意外とコーラ感を残したままでいてくれて、良い組み合わせだと思った。
ここで登場する桃味は、意外と本物の桃果汁のようなジューシーな味わい。無果汁なんだけれど。人工的な感覚よりもコーラに投入されることによって、より生々しさを増したような。これは普通に美味しい。いくらでも飲める。
もちろん味わいはコーラに性別があるとしたら、通常コーラが男の子で、これは女の子。華やかで愛らしい魅力にあふれたドリンクである。コーラ好きなら一度は味わっておきたいフレーバーだ。
バリエーションに自動販売機限定製品だが、280mlサイズ(税抜115円)もあり
期間限定で全国発売。気になる人はお早めに。
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