安価なU3対応Micro SDの性能をチェック、Androidの本体メモリ化はどうか?

公称値 90MB/s という高いデータ転送速度を誇る東芝ブランドの Micro SD カード「EXCERIA M302」を入手したので、Android スマートフォンで使った場合の性能と本体メモリとしても使えるのかどうかを確認してみました。EXCERIA M302 は UHS スピードクラス 3(U3)に対応した UHS-I カードで、容量は 64GB です。Amazon においてこの製品は 2,980 とかなり安く販売されていたので、一抹の不安を感じつつも U3 対応だということでスマートフォンの本体メモリとして使えないかと期待していました。今回は「A1 SD Bench」アプリを使って U1 対応カードとリード・ライト性能を比較してみました。ECXERIA M302 のリード性能は 67.49MB/s、ライト性能は 17.19MB/s でした。比較に用いた PQI 製 U1 対応 Micro SD カードとスコアを比較すると、その差は歴然です。確かに U3 対応を自称しているだけのことはあるようです。そこで HTC U11+ を使ってこの Micro SD カードを本体メモリ化しようとしました。しかし、Android 8.0 の性能チェック機能により「遅すぎます」という判定が下され、本体メモリ化はできずじまい。今回の経験から、いくら U3 対応の Micro SD カードであっても、中には本体メモリ化ができないものもあると実感しました。本体メモリ化を念頭に Micro SD カードの購入を検討されている方はアプリケーションクラス「A1」に対応しているなど、価格よりも質を重視すべきです。

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