ウェアラブルカメラ「GoPro Hero6 Black」のレビュー

アクションカメラは、エクストリームスポーツやダイビング、ドライブなど様々なシーンにおいて普通ならその人しか見ることのできない風景を映像に残しシェアできるなどとても便利です。そのアクションカメラで有名な GoPro より今年 10 月に発売された最新モデル「GoPro Hero6 Black」を入手しましたので、早速使ってみました。GoPro カメラはとても小さくて頑丈なデジタルカメラです。メーカーが “ウェアラブルカメラ” と言うように、GoPro は様々な種類のマウントに固定して使用できる設計で、ヘルメットや胸、腕といった身体に固定して撮影できるほか、自動車のダッシュボードやフロント・リアガラス、オートバイや自転車のハンドル、カメラ三脚、自撮り棒、さらにはドローンにまで取り付けることができます。今年モデルの GoPro Hero6 Black はは GoPro によるカスタムデザインの GP1 プロセッサを搭載しており、4K 60fps や 1080p の 240fps、2.7K、1440p など前作(Hero5)には無いビデオフォーマットもサポートしたほか、写真モードでは HDR 撮影も可能になっており 最大 1,200 万画素の綺麗な写真を撮影することもできます。GP1 プロセッサによって GoPro の優れた手ブレ補正機能はより安定するようになりました。また、コンピュータビジョンと機械学習技術を活用し、人の顔を検出しながら動画を撮影することも可能になりました。他にもタッチズームコントロールで被写体をズームすることや、5GHz 帯の Wi-Fi をサポートしており、GoPro カメラからスマートフォンへの転送スピードも向上しています。今回入手した GoPro Hero6 Black の単体モデルには、GoPro 本体、フレーム、2 種類のベースマウント、バッテリー、USB ケーブルが同梱しています。充電は Type-C 経由で行うので最新のスマートフォンをお持ちの方ならスマートフォン用の USB ケーブルで充電させることもできます。基本的に、GoPro Hero6 Black は同梱のフレームに収納して使用します。バッテリーの充電や HDMI 出力、バッテリーや MicroSD カードの出し入れ時にカメラをフレームから取り出します。単体モデルにマウントはほとんど付属していませんが、サードパーティ製のマウントが豊富なので、スポーツの種類や用途に合わせて必要なものを別途調達します。私は登山やトレイルランで GoPro を使用しているので、ヘルメットマウントはとても重宝しています。スマートフォンカメラの進化は目覚ましいものがあり、もう写真や動画の撮影にはスマートフォンしか使わないと言う方も多いことでしょう。しかし GoPro のウェアラブルというアドバンテージは絶大で、さらに GoPro はとても小さいので、ポケットに入れておいたりネックストラップを付けて首からぶら下げておくと、ふとした瞬間でもすぐに写真や動画を撮影できて便利です。カメラ三脚にでも固定すれば室内撮影用でも役立ちます。GoPro Hero6 Black の撮影モードは大きく分けて、写真モード、動画モード、タイムラプスモード(写真 & 動画)、連写モードの 4 通り。クイックキャプチャーを有効にしておけば電源 ON と同時に録画もスタートさせ、また音声コントロールを有効にすれば声でカメラの起動や停止、撮影モードの切り替え、録画などを操作できます。ハンズフリーで使えるところも GoPro のメリットです。GoPro Hero6 Black でサポートした 4K @ 60fps の超高精細な動画サンプルです。夕方の山中で撮影したので強い逆光が見られますが、滑リ止めで凸凹した路面でも動画は終始安定しており、ドラレコとしては十分過ぎる性能を発揮しています。荒れた登山ルートを歩いても、まるでスタビライザーを使ったように映像は安定しています。スマートフォンの中でもカメラが優れる「Pixel 2」と手ブレ補正の性能を比較してみました。上が GoPro で、下が Pixel 2 です。両者ともブレの度合いは同程度ですが、GoPro では広角撮影が基本なので GoPro の方が安定しているように見えます。GoPro はすぐに撮影できるよう設計されており、スマートフォンなら逃しそうなシャッターチャンスでも GoPro なら逃しません。「GoPro」アプリは GoPro のスマートフォン連携機能を利用するには無くてはならないアプリです。アプリでは GoPro カメラのライブビューをスマートフォンで確認したり、録画した映像をスマートフォンに転送することができます。また、動画のハイライトやカメラ設定の変更もこのアプリから行えます。写真や動画を SNS にシェアしたり、YouTube にアップロードする時にもよく使用します。基本的に、GoPro の動画は生データの状態で視聴することに醍醐味を感じますが、Quik アプリを使うとさらに楽しめます。「Quik ストーリー」を利用すると、GoPro から転送した写真や動画でプロっぽいムービーが自動的に作成されます。ハイライトしたシーンを中心に動画の中で印象的な部分を抽出してムービーを作成するので、仕上がりはデフォルトのムービーですら凄みを感じます。Quik ストーリーのサンプルです。シーンの選択や適用した効果、トランジション、BGM はデフォルト設定です。

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