体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

国宝120周年!「中尊寺金色堂」と平泉の世界遺産をめぐる旅

国宝120周年!「中尊寺金色堂」と平泉の世界遺産をめぐる旅

2017年は、「国宝」という言葉が誕生してから120年目の節目に当たります。明治維新後、それまでの価値観が大きく変わり、神社仏閣の宝物が破壊されたり、海外へ持ち出されたりするものまで出てきました。そうした時代に「国の宝を守り、後世まで伝えなければならない」との人々の思いが、1897年に「国宝」を誕生させたのです。

2017年11月現在、国宝の指定件数は1,108件。数ある国宝の中でも、1951年に文化財保護委員会が国宝建造物第1号と認定したのが「中尊寺金色堂」です。また中尊寺周辺は、「平泉の文化遺産」として2011年に世界遺産に登録され、世界デビューも果たしています。

今回は記念すべき年にふさわしい旅先として、「中尊寺金色堂」を拝観する旅に出かけます。ほかにも平泉の世界遺産、そして岩手のおいしい料理が待っているとあれば、すぐにでも出かけたくなります。
JR東京駅から東北新幹線に乗り、目指すはJR一ノ関駅。いざ国宝の旅へ出発です!

国宝&世界遺産、そして前沢牛に大興奮!

東北新幹線

東北新幹線「やまびこ」に乗って約2時間半、一ノ関駅からはJR東北本線に乗り換え7分、JR平泉駅で下車。

まずは平泉駅から徒歩15分、ここに行けば平泉の歴史がすべてわかる「平泉文化遺産センター」へ。立ち寄って歴史を学んでからお寺へ行くと、拝観がより楽しめます。充実した展示にもかかわらず、入館無料なのがうれしいですね。
 平泉文化遺産センター

平泉文化遺産センター

ワクワクする気持ちを抑えつつ、かつて松尾芭蕉も通ったという道を20分ほど歩くと、中尊寺の「玄関口」に到着します。
中尊寺 月見坂

月見坂

目の前にそびえる月見坂を登っていきます。まずは目的の国宝「中尊寺金色堂」を拝まねばなりません。途中の弁慶堂や薬師堂などは、あとで参拝することにします。
坂を登りきると、お目当ての国宝「中尊寺金色堂」が見えてきます。

中尊寺 金色堂 金色堂(国宝) 中尊寺 芭蕉像

芭蕉像

「五月雨の降り残してや光堂(ひかりどう)」
江戸時代にこの地を訪れた松尾芭蕉が残したこの俳句は、あまりにも有名です。学生時代、古典の授業でも習いましたよね。でも、現地に着くと興奮のあまり、芭蕉のように一句ひねり出す余裕はありません。1124年に藤原清衡が建立した金色堂の中に一歩足を踏み入れると……黄金に輝く極楽浄土の世界が視界に飛び込んできます。
中尊寺 金色堂

中尊寺 金色堂(写真提供 中尊寺)

百聞は一見にしかずとは、まさにこのこと。細やかな装飾や決してけばけばしくない荘厳な輝きなど、写真で見たのと実際に目にするのとでは大違いです。

森閑たる山奥にこんな豪華絢爛な黄金の阿弥陀堂が建っているなんて、にわかには信じがたいことです。

中尊寺は、この金色堂をはじめとして約3,000点もの文化財を有しており、讃衡蔵(さんこうぞう)と呼ばれる宝物館に一部が展示されています。1,000年以上も前に極楽浄土を夢見て作られた祈りの品の数々は、都心の博物館で目にするのとでは感じ方がまるで違います。その土地に根付いた信仰は、やはり現地でしか味わうことができません。

平安時代に作られた仏像など、ありがたくて直視できないほどです。仏像展や御朱印集めがブームとなっていますが、仏像ファンや御朱印集めをしている方にとっても、中尊寺は絶対訪れてみたいお寺の筆頭ではないでしょうか。

かんざん亭 金箔レアチーズケーキ

さて興奮した気持ちをクールダウンさせるべく、敷地内にある「かんざん亭」へ。疲れを回復させてくれる優しい甘さのデザート「金箔レアチーズケーキ」を、紅茶とともにいただきました。平泉を一望できるとても見晴らしのよい、ちょっと穴場的なカフェレストランです。

白山神社 能舞台
1 2 3次のページ
びゅうたびの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。