
2015 年 11 月に発売された BlackBerry 初の Android スマートフォン「PRIV(プリブ)」のサポート終了がメーカーより発表されました。これは2 年間というサポート期間の満了に伴う措置で、12 月以降はこれまでほぼ毎月のようにリリースしてきたセキュリティパッチを含むアップデートの配信は行いません。PRIV は BlackBerry 本体が開発した最初で最後の Android スマートフォンです。同社は既に端末事業から撤退しているので、PRIV のサポート終了によってスマートフォン本体の開発は完全に終了したことになります。“世界で最も安全なスマートフォン” と鳴り物入りで搭乗した PRIV は、メーカーが言うようにこれまでブートローダーを破られることがありません。ハッカーにとっては面白味の無い Android フォンに終わりましたが、他社の Android フォンよりも安全だと証明されたことになるので、一般消費者にとっては信頼できるブランドだと言えます。BlackBerry は PRIV の今後について、端末自体は安全性第一に設計されているので、サポート期間が終了しても基本的には安全だとしつつも、重大なセキュリティ問題が見つかった場合には特別に対応を検討すると説明しています。また、発売元としての保証責務はしっかり履行し、PRIV から KEYone または Motion への取替プログラムも実施する計画とのことです。Source :
BlackBerry
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