【ソルのゲー評】『ドラゴンズドグマ』体験版レビュー 戦闘が楽しいハイファンタジーに仕上がっている

【ソルのゲー評】『ドラゴンズドグマ』体験版レビュー 戦闘が楽しいハイファンタジーに仕上がっている

昨日4月24日に配信開始された『ドラゴンズドグマ』の体験版。こちらはPlay Station3、Xbox360で配信されており、5月24日の発売に先駆けてプレイすることができる。『ドラゴンズドグマ』はハイファンタジー世界を舞台としたオープンワールドアクションRPG。

体験版に収録されている内容はキメラ戦が楽しめる『プロローグクエスト』。こちらはゲーム本編のプロローグになるものだ。そしてグリフィンとの戦いが楽しめる『フィールドクエスト』。そして自分のキャラクターをカスタマイズできる『キャラクターエディット』だ。今回はこれら全てをプレイし体験版のレビューとしてお届けしたい。今回レビューするのはあくまで体験版であり、製品版と異なる場合があるのでご理解頂きたい。

『プロローグクエスト』を開始するとチュートリアル開始

体験版をダウンロード&インストールすると、真っ先に始めた方が良いのが、『プロローグクエスト』だ。これは操作方法の基礎やそのほかゲームに関するチュートリアルを教えてくれる。ゲーム開始時にはスタートボタンを押すと操作方法一覧が表示されるので(操作方法はオプションで選べる)、ある程度把握しておいた方がよいだろう。ボタンをフルに活用するゲームで、2個のスティックからカーソルキー、ボタン、LRボタンまで使いこなしてのゲームとなる。慣れるまで少々時間を要するだろう。

仲間に先導され先に進むと巨大なドラゴンに遭遇する。ドラゴンは炎を吐くだけで、その後戦闘はない。その先にいるザコと戦い地下に下りれば、石版があるのでそこで「ポーン」を召喚できる。さて、「ポーン」と言う言葉が出てきたが何のことなのだろうか。実はこのゲームはポーンという仲間と一緒に冒険をするのだ。ポーンは基本コンピューターが操作し、AIで自立している。プレイヤーによる、「Go!」「HELP」「Come」という簡単な指示は可能。

またポーンはオンラインに放ち、ほかのプレイヤーに貸すこともできるのだ。そうすることにより、他のプレイヤーとの冒険でのAIを蓄積しボスの倒し方を自己で攻略するようになっている。

このゲームはボスの倒し方1つにも癖があり、倒し方を間違えるだけで格段に難易度があがってしまう。『プロローグクエスト』の最後に出てくるボスもその内の1つだ。尻尾の蛇、から倒すとよいのだが、逆から倒すとほぼ詰み状態となってしまう。そんなときに倒し方を知っているポーンがいると心強いわけだ。

「つかむ」が鍵

このゲームはR2(Rトリガー)で物に捕まったり、物をつかんだりできる。実はこの動作が重要な鍵となっている。『プロローグクエスト』でも行けなさそうな場所に捕まって登っていくと、柱の上に薬草が置かれている場所がある。こういった場所への探索も可能としているのが『ドラゴンズドグマ』である。

またそれだけではなく、ボス相手に対しても捕まって乗ることができるのだ。乗ったあとは弱点めがけて滅多切りだ。ちなみに「つかみ」動作はスタミナを必要としており、スタミナがなくなるとつかむことができなくなってしまう。スタミナ管理も必要とされるゲームなのだ。

キャラクターエディットを試してみる

このゲームでは自身の分身である主人公をエディットできるようになっている。昨今のアクションRPGにはよくある機能。髪型から体型、目の色や化粧など様々な変化をもたらすことができるだろう。目の色を片目だけ変えてオッドアイにすることも可能だ。エディットは既にできあがっているサンプルから選択し、それに変化を加えて行くという流れ。若く幼くも作ることができれば、逆に老人キャラやムキムキキャラも可能。

家庭用ゲーム機なのでmodに対応しておらず、最初に本当にお気に入りのキャラクターを作っておかないと後悔することになるだろう。キャラクターエディットは主人公だけでなく、仲間であるポーンもエディット可能。体験版で作成したキャラクターは製品版に持ち越しが可能となっている。

気になる点いくつか

『ドラゴンズドグマ』体験版を何回か遊んで気になった点をいくつか挙げていきたい。まず画面の上下に黒い帯が常に出ており、やや圧迫感が感じられることだ。16:9の画面ならそんなに狭く感じないだろうが。4:3でプレイするとかなり狭く感じてしまう。私は両方の画面でプレイしてみたが4:3の方がかなりの圧迫感だ。

またキャラクターのセリフの字幕が画面の左と下に出てくるのだが、これがやや邪魔に感じられる。ただでさえ情報量の多いゲームなのに、目で追っていけない量のテキストが流れる。まるでオンラインゲームのチャットを垂れ流ししているかのようだ。ちなみに音声は英語で日本語字幕となっている。製品版も同様。

国産オープンワールドの代名詞となるか?

日本にはまだオープンワールドゲームが数少ない。そんな中カプコンの技術力が結集したこの『ドラゴンズドグマ』。オープンワールドということで、見える場所すべてに移動可能で、街や村の人も24時間生活を行っているという(ゲームの24時間は現実世界で数十分)。ワールドマップはかなり広大で、端から端まで移動するのに数時間かかるという。

ただ冒険するだけではなく、上記で紹介した「つかむ」といったアクションにより更に行動範囲が広がるようだ。敵との戦闘も単調にならないように工夫されており、個人的にはかなり好みである。

今回配信された体験版では「見えない壁」により、フィールドを自由に移動できないように制限されてしまっている。しかし彼方に見える砦を見るだけで今からワクワクしてしまうのは私だけではないだろう。

こちら購入予定の人に少しお得情報。4月27日に発売予定の『ドラゴンズドグマ プレイヤーズナビゲーター』には、新クエスト100種追加プロダクトコード『異空より零れしもの・サービスパック』が封入されている(Play Station3版のもの)。もちろんこちら『ドラゴンズドグマ』製品版は自腹でレビュー予定だ。

【ニコニコ動画】東京ゲームショウ2011 カプコンブースで『ドラゴンズドグマ』について聞く!

画像:『ドラゴンズドグマ』サイトより引用

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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