鹿児島県三島村竹島簡易郵便局の唯一の嘱託職員が失踪…… 「ワンオペでは無理」「うつになるのも当たり前」

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鹿児島県三島村の竹島の簡易郵便局で、唯一の嘱託職員が休暇を取り連絡が取れなくなったという事件。郵便関係者により、この嘱託職員の過酷な労働が明らかになってきています。

飯山新町簡易郵便局を経営している水野雄太さん(@naganototalplan)は、次のようにツイート。

業界関係者から聞いた話しでは、彼は毎晩10時、遅い時は深夜2時まで仕事をしていたそうです。取扱量からも何故役場が1人体制を継続し続けたのか、
鬱になってダウンするのも当たり前、早く体調が回復することを祈るのみ。

日本郵趣協会中国・四国地方本部の『Facebook』ページを管理している椙山哲太郎さんによると、「せっかく数ヶ月をかけて郵便と貯金業務の訓練を受けた日本郵便社員を送り込んだのに村役場は一切非協力。日本郵便からも改善要求をたびたび出してくださったのにすべて無視」といい、「島に一箇所しかない金融機関なのにATMを導入しようとすらしません。度重なる増員要求も無視。そのため、局長さん自らが専用端末を操作されたのですが、多い時で一日130件もあったそうです。一日8時間として約4分に1件を処理しなければなりません。そんなこと無理に決まっています。他の仕事ができません。事実、赴任してから毎日夜中の10時まで仕事、休みゼロでした」とその実態を訴えています。

ある島民のブログが、「生活態度を見る限り、郵便局の仕事を任せるのは厳しそう」「しっかりした人じゃないと不安」と綴られていたことについても、批判のツイートが集まる事態となっており、このブロガーは謝罪をする事態になっています。

この離島の郵便局が局員が失踪したから立ち行かなくなったってやつ、島民のブログ見たらそりゃ嫌になるわな…ってやつだった。昼休みすらないわ、あげく「生活態度を見るに信頼出来ないから変えてくれ」って突き上げてたらしいじゃん、郵便局員の生活態度見るって何…?

また、後任を募集するハローワークの求人が月給190300円で手取り12万円。それでワンオペを強いられるということに「通常あり得ない」「年金日が地獄だったんじゃないか」といった声も。「よほどの高待遇か島の人と仲良しでないと続かない」といったツイートも見られました。

「もう島民がなればいいのでは」という意見も見られた三島村竹島の郵便局事件。先述の椙山さんによると、連絡が取れなくなっていたこの職員は無事が確認されたとのこと。勤務実態の過酷さが明らかになるにつれ、村のイメージにも影響しているのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/naganototalplan/status/928973947709689857 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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